Partito rivoluzionario〜革命隊〜

和泉太己

第九話 愛の戦闘

こうしてあんまりわからない愛の戦争が始まった。璃子いわくはじめは料理対決とのこと。これもしかして味見するのは俺なのかと泉は思った。その予測は当たってしまったらしく二人とも揃って「「出来た〜 ︎」」なんて言ってくれちゃいますやん。出来上がりを見てみると璃子は和食だ、手打ちのうどんでシンプルイズベストだ。きょうかは洋食のフルコースを作ってきた。よかった違う分野なら味変出来ると思ったがここで爆弾発言をされる。
きょうかが「まあ負けたら最悪の場合愛人でも悪くないかな」って言っちゃってるよ、、、誰か俺を助けてくれと泉は思いながらそれぞれの料理を食べた。まずは璃子のを食べてみる美味しいそのあまりの美味しさに思わず「うまいな!」とにやけてしまったがそのくらい美味しいのだ、この麺の歯応えそしてのどごし、麺の感触もいい。うーむこれはきょうかのハードルが上がったなと思いながら食べる。「はむ、ほむほむ、、、う、うまいぞこれも ︎」お世辞抜きにうまいのだこれが、肉のステーキとそれにかけてあるソースの相性がバツグンなのだ。さらにデザートのティラミスも美味い。「これは悩むなぁ」これはすごく悩ましいだが答えを決めなければいけない、よし決めたと思い泉はこう言った。「よし決めた、俺の彼女にするのはやっぱり璃子だ。きょうかのもとても美味しかったが家庭的な料理に惹かれたな。」と言うと「悔しいけどそれがあんたの選択ならいいわ、ただし私を愛人にしなさい!」
と言われ泉は「なんでそうなる」とつっこむが璃子は「彼女じゃないならいいのだー」と言っちゃってますよ。ほんとどうなるかわからんと悩みつつ泉は静かに二人を見て微笑んだ。
その頃とあるところでは何やら集会が行われていた。
「このような作戦を立てているがどう思う?」
「最悪の場合を考えて他にも案を出したほうがいいのでは」
「確かにそうですね。なんせ相手は警察、自衛隊まで取り込んだやつらだ、あらゆることを考慮するべきだと思う」
「そうだなそれなら総力戦でいくか」
「いいなそれ」
「それも検討しとこう他の案はあるかね」
このように着実に準備は整ってきた。
そして一人の男はこう言った「待っていろ、我々公安の実力見せてやる」と。

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