Partito rivoluzionario〜革命隊〜

和泉太己

第六話 警察のプライド

その頃警察では革命隊特別捜査本部を設置して対策を練っていた。
「ここでなんとしても捕まえなければいけない」
「そうだそうだ!これには警察のメンツがかかっている!」
「どんな手を使ってでも必ずや捕まえてみせるぞ」とこんなようにプライドがかかるときの警察はやる気に満ちていた。そのときだった。突然あたり一面が暗くなり物音がした。
「なんだ ︎一体何が起きたんだ ︎」
「落ち着けブレーカーが落ちただけだろう」「そんなわけがあるか!きっと何かあったに違いない」と言ったときだった。
「ご名答よく分かりましたね」と泉と渚の二人が物陰から現れた。その登場の速さに流石の警察も皆固まる。そして渚はこう続けた。「今からあなた方には死んでもらいます。もうあなた方が国民を不安にさせながら警察官を指示するような権限はありません。」と言うと泉と渚の二人が行動に出た。まず泉が煙幕で辺りの視界を奪う。
「見えない ︎見えないぞ ︎」
「今私はどこにいるのだ」
「うるさいみんな黙れ」
そんな中渚が一人一人の首を剣で切っていく。その剣はリーパーと名付けられた剣で沢山の血をすっている。またその波紋は独特の風合いを纏っている。その剣を使いあっという間に各警察署長たちを殺した渚と泉は次に警察官たちがいるところへ革命隊の特別部隊を送り込んだ。そして無線を使って警察官全員にこう問いかけた
「あなた方は国民を守らなければならないはずの警察官。でも最近ではずさんな捜査に犯人の取り逃し、犯人の脱獄までゆるしさらには警察官が犯罪を犯すその所業!貴方らには警察官という自覚があるのか!もしあるならば今後は我々のもとで警官隊として働き国民の安全を守る行動を取っていただきたい!もし反対するなら今すぐにあなた方を殺します。さあどちらがいいですか?」
この問いかけに一部は
「わかったあんたらの言う通りにしよう、今の警察に居てもどうかと思っていたところだ」と言い我々の仲間に入るものが出てきたが大半はそれを拒んだ。その事実を知った泉はニヤリと笑いこう言った
「では警官隊に初めての司令を下す、我々に反対するものたちをただちに撃ち殺せ。それを拒むものがいたらそいつも撃ち殺して構わない!」と。指示が実行されたあと泉はこう言った。
「これで警察もこちらに引き込めた。あとはこれを世間に知ってもらおう。そして本来の治安を取り戻し国民が安心できる世の中にするんだ!」と。

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