Partito rivoluzionario〜革命隊〜

和泉太己

第四話 調教

それは政治家たちが秘密会議を開く数日前のこと。革命隊ではまず何を優先して制していくのかという会議が開かれていた。さまざまな意見が出てきたがやはり政府を潰すことが第一目標なのは変わらなかった。そのためまずはその妨げとならないようにするにはどうすればいいかということになり一番の脅威である自衛隊を味方につけようという行動に出た。方法は至ってシンプルゲリラ戦に持ち込んだのだ。ある程度数を減らしてメインの通信施設を破壊し外部への連絡を断ったあと自衛隊員を一つの空間へとまとめて閉じ込め渚がこう言った「今この国は死にかけている。そして我が革命隊は、国家の立て直しを計画している!もしもこちら側にこれば十分な報酬もあるし、技術の伝授もする。今こそ国家を我々と共に立て直す立役者となろうではないか!」すると一部からこんな声が上がった。
「そうだー!今の国は国民の声を聞かないダメ国家だ!俺たちの手でもしも国を立て直せるならその条件ありがたく受けよう!」「そうだそうだー!」しかし一方で「何を言っている今のままがいいに決まっているこんな犯罪者に騙されるな!」と言った声が上がり辺は騒然としてそこに泉が現れこう言った。
「しずまれー!皆静粛に、ここは一つデスゲームをしてみるのはどうかね?我々につく側とつかない側で殺し合いをし、最終的に残った方の意見を尊重しようではないか。」と言うと皆うなずいた。
その反応を見た泉がこう言った「これよりゲームを始める、皆の健闘を祈ろう、それでは始め!」の声と共に激しいバトルが始まった。そのバトルは1時間まで続きやっと決着がついた。勝負はこちらにつく側が勝ち残り、残った人数はたったの15人だった。しかしこれだけいれば政治家どもを殺すには十分だ。
そうして自衛隊はこちら側についたのである。

コメント

コメントを書く

「現代アクション」の人気作品

書籍化作品