Partito rivoluzionario〜革命隊〜

和泉太己

第二話 改革宣言

その頃柏木高校の泉のいたクラスではこれからの革命隊のことで話題がいっぱいになっていた。「今回はどんなことするんやろな」「どかーんとすごいことやるんじゃない?」「またそのうちに犯行宣言出すでしょ、それに期待しようぜ」「だなあいつならとんでもないことをしてくれるはず、、、」「そうだな」と言っていると授業開始の鐘が鳴った。
その頃革命隊は、、、
「さてとリーダーも帰ってきたことだし政府に犯行声明出しちゃおうよー!」「待て待てリーダーはまだ戻って来たばかりだ少しは休ませないと、、、」「えーその時間がもったいないよー」と言い争いが起きていた。
「よしそんじゃあ犯行声明出すか」とひょっこり現れた泉をみて皆が固まる。「ひょっとしてひょっとすると聞こえてた?今の話。」と聞くと泉はニヤニヤしながら「何もかも筒抜けだぞ〜」と言った。すると「ごめんなさい ︎」とみんなして言うのでそれを静止しつつこう言った「いいことじゃないか大切だぞ意見の出し合いは!ところでもう犯行声明何言うか決まってるんだけどさ、ここで一つ変えたいことがある」するとみんなが「何〜?」と言うのでこう言った「犯行声明じゃなくて改革宣言にしない?俺らのすることは確かに犯罪だけどそれでいろんなことが改革されればいいじゃんね?」と言うとみんなから「そうだねそうしよう」と賛成意見が多数出た。そして間もなく革命宣言発表の時だ。すると一人の男がこう言った「どうせ宣言するならテレビで大々的に表明しない?その方が世論から改革できると思うよー」と貴重な意見が来た。「それはいいな、じゃあそうしよう。まずはテレビ局をハイジャックして、その後に表明でいいかな?」と言うとみんな「おう!」と言いプランが決まった。
まずはテレビ局をハイジャックする。ここはスピード勝負だ。雪崩れ込むようにみんなで突入し無力化していく。そして一つのニュースをやるブースを見つけ、泉が「ここでやろう」と言った。まもなく宣言を発表する。そう考えると胸の鼓動が高まる。そして発表の時、リーダー泉はこう宣言した。「全国民の皆様こんにちは、犯罪者組織そして皆様の希望である革命隊代表泉です。今回は皆様にとって嬉しい情報があります。それは今日をもって革命隊復帰を宣言するとともに革命宣言を今から行います。」テレビを見ている国民は皆テレビに釘付けになった。そのまま泉は続ける「まず国民に民主主義と掲げながら国民に選択権を与えない国家を潰します。その次に堕落した警察を元の威厳のある警察へと変えます。そして最後の革命は皆様にいいたいところですが今回は控えておきます。しかし必ず皆様にプラスになる革命になることを御約束致します。これにて革命宣言を終わると共に行動を開始いたします。どうぞよろしくお願いします。」するとなぜかハイジャックしたはずのテレビ局には拍手が響き全国民は大いに喜んだ。

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