レジスタンスX

和泉太己

第十一話 作戦前夜 アスカ・タクヤ編

いよいよ明日は作戦決行の日。死神タクヤや各支部長たちによるミーティングが行われ、その間に他の者達は道具の手入れや準備をしていた。タクヤ達のミーティングが終わると今度はヌーレ内のミーティングが行われたのちメンバー全員にミーティングでの内容が話された。その後は各自の自由時間として解散したがアスカと死神タクヤだけはその場に残っていた。タクヤがアスカに向かって「今は自由時間だぞ?好きなことをして過ごしたらどうだ?」と聞くとアスカは「私はタクヤと一緒に過ごしたいの、ダメかな?」というのでタクヤは「わかったじゃあせっかくだし俺の部屋に来いよ」と誘ったのであった。アスカは「やった!初めてタクヤの部屋に入れる!」と興奮していた。部屋に入ると綺麗に片付いていてゴミ一つもないアスカは「すごい綺麗なお部屋〜私なんかちっとも片付いてないよ?今度タクヤに片付けてもらおうと!」なんて言っている。タクヤはふーっと深いため息をつきつつお茶を入れてアスカに差し出す。アスカは「ありがとう」と言いお茶をすする。そこからは二人で少しおしゃべりをし始めた。「ねえタクヤ?この作戦終わったらその後私たちなにするのー?」「まだ決めてないけど民間警備会社でも設立すればいいんじゃないか?」「それはアリだね!その時は私を副長に任命してよー!」「どうしてだ?お前は戦闘向きだろう?その技術を使わないなんてもったいないだろ」「それはもちろんタクヤの隣にいられるからに決まってるでしょ!それ以外には何も望んでないよ!」そんな話をしている途中ふと時計を見るとすでに午前1時、作戦開始時刻は午後0時だから問題はないが少し話すぎたようだ。
タクヤは「そろそろ寝よう」というとアスカは「えー、もう寝るのー!それならタクヤと一緒に寝るー!」と言ってタクヤのベットにダイブした。「仕方ないなぁ本当にもう」と言いながらタクヤもベットに転がる。
そうして二人は夜を共にした。

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