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ハトラータス外伝~リョウ編

鏡花水月

序章(プロローグ)②

「またこんなところで感情中か」


ふいに後ろから投げられる声。
管轄官として毎日聞いている声、振り返るまでもなくリョウには判別できた。


「招集まではあと10分あるはずだけどな?わざわざお迎えに来てくれたってわけか??」


声の主は西側管轄官、グレシア・メイゼンタル。
養成所ではリョウと同期、腕の立つ魔導師候補として名を知られた存在だった。


「あと10分だぞ、議会の部屋まで5分歩くの忘れてないか?」


リョウの中では10分や5分の誤差はいわゆる「細かいこと」なので本人は全く気にしていない。

もともとあまりキッチリとした性格ではない彼に管轄官が務まる方が不思議というものだ。


「わーったわーった、今から向かうよ」


ぶっきらぼうな返事を返し、リョウは議会の間へと歩を進めた。

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