マダコンダの触手攻撃

何体でもカレーヌーバを召喚できるライトニング。ライトニングが戦うまでもなく、3匹のタコのメカ魔物を追い詰める。

　最初は3匹のタコのメカ魔物はカレーヌーバを触手でしばき倒していったが、数が多すぎて追い詰められる。

　しかし、赤メカダコが触手でカレーヌーバのランプを必死で破壊しようとする。

　油断していたライトニングはカレーヌーバのランプを赤メカダコに奪われて破壊される。

　ライトニングは激怒した。これは10万円の課金で手に入れたアイテムだからだ。

　普段は課金をしないライトニング。しかし料理と魔物の大量召喚に興味のあったライトニングは、10万の課金でカレーヌーバのランプを手に入れたのだ。

　それを壊されたということでライトニングは激怒する。

「それは豪華なホテルに1泊出来るくらいの価値のあるランプだぞ！」

　赤メカダコは言い返す。

「それがどうした。そんなことは俺たちの知ったことじゃない！」

　赤メカダコは青と黄色のメカダコにライトニングを触手で縛り付けるように指示する。

「ライトニングの体を宿主で縛り付けてやる！」

　赤メカダコはライトニングの足。青メカダコはライトニングの腹。黄メカダコはライトニングの首を縛り付けた。

　ライトニングは足を引っ張られて、腹と首を絞めつけられて思うように動けない。赤メカダコは喜んでライトニングを挑発する。

「どうだ！　自由に動けないだろう！」

　ライトニングは苦しみに耐えながらもポシェットからナイフを取り出して自分を縛っている触手を全て斬る。

　ライトニングが取り出したナイフは鉄やネバネバとした通常の刃物を通さない皮膚も簡単に斬れるオリハルコンという固い鉱石で出来たでナイフ。オリハルコンナイフであった。

　いつもは料理で使うライトニング愛用のナイフであるが、まさか戦闘で使う時が来るとは思わなかった。

　ナイフで敵を倒すことは殺人のようにも感じるライトニング。

　しかし3匹のメカ魔物を倒すためにはそんなことを気にしている場合ではなかった。

　3匹とも触手を斬られてしまうが、残りの触手で抵抗する。

　赤メカダコの熱々の触手攻撃でライトニングの服を焦がしてセクハラをする。

　こういうのはエロいアニメで見られるが、まさか自分が側になるとはとは思っていなかった。

「この変態タコめ！　ヌルヌルと熱々で気持ち悪い！」

　ライトニングは赤メカダコの触手を全て斬る。

　赤メカダコは暴れてタコ墨を吐き出す。

　青メカダコがそれを見て怒る。

「よくも赤を苦しめてタコ墨を吐き出させたな！　赤はこのままだと死ぬのに！」

　青メカダコはライトニングの浴衣が燃えて露出した部分を狙う。

　ライトニングの肌に青メカダコの触手が巻きつく。

　触手は冷たく、体中が冷えてしまいそうな痛みであるが、ライトニングはそれを耐えて青メカダコの触手をナイフで斬る。


　さらに黄メカダコが背後からライトニングの腕と足と体、そして首を縛り付けて、完全に身動きをとれなくする。

　このまま赤と青のメカダコにとどめを刺させる黄メカダコ。

　しかしライトニングが体を前に倒して黄メカダコを襲ってくる赤と青のメカダコにたたきつける。最後に弓矢を取り出し、3匹のメカダコにとどめを刺した。

　ライトニングはメカダコ3匹に1本ずつ矢で攻撃。矢は全て命中。

　3匹のメカダコ。マダコンダは爆死した。

　この爆発だと人が寄ってくると感じてライトニングは一目散に逃げていった。

　マダコンダの爆死を知ったのはダークネス社長であった。

　彼はマダコンダを倒したのはライトニングであることを理解した。

「なるほど、彼女はマダコンダの触手にも耐えられるほどの人物か」

　多くの女性をマダコンダは触手で苦しめて死なせてきた。

　しかし、それもライトニングとの戦いによって終えることとなった。