MMORPG でレベルマックスのアバターに転生したが、料理人として生きたい為料理店経営する。
コンカの洞窟
コンカの洞窟はまるで迷宮のダンジョンで、ライトニングがこの世界に来る前までやってたMMORPGゲームに出てくるお宝だらけのダンジョンによく似ていたためワクワクしていた。洞窟にはトラップが仕掛けられており、矢が右から飛んでくるトラップ。床を踏むと落とし穴があって下へ落ちるトラップなどがある。
ゲームのダンジョンならおなじみのトラップであるがここだと引っかかれは命を落とすかもしれないものばかりで油断はできない。
かつて西南雷気だった時のライトニングならトラップにかかればよけられずに即死するが、ライトニングとなり反射神経と素早い対処などが身について、矢のトラップは素早く飛んでくる矢を察知してかわし、落とし穴のトラップは落ちる前に高く飛び上がる。
ライトニングはトラップにかかる事はないが、コハナがトラップにかかりやすい。そこで矢が飛んでくるときはコハナを無理やり伏せさせたり、落とし穴に落ちそうなときはお姫様抱っこをして助けたりした。
トラップの心配は今のところないように感じられたが、もう1つ怪しいトラップがあった。コハナは左右に並んでいる2つの宝箱を見つけたのだ。
「ライトニングさん、こんなところに宝箱です。それも2つですよ」
ダンジョンでこのような宝箱の並びは見覚えがある。1つは本物の宝箱であっても、もう1つは宝箱に成りすましたミミックという魔物かもしれない。
「コハナ、下がってろ」
コハナに宝箱を開けさせる前に、ライトニングは弓矢でコハナが開けようとする宝箱を攻撃する。
それはライトニングの予想通りで宝箱に化けていたミミックだった。宝箱の中に骸骨の魔物が入っており、蓋を兜に箱をズボンにして、箱の下からは足を出した。
コハナは慌ててライトニングの後ろに隠れる。
ミミックは両手の鋭い爪でライトニングを攻撃してきた。ライトニングはミミックの攻撃をかわして弓矢で反撃した。
ミミックは頭の宝箱の蓋で身を守るもライトニングの弓攻撃は強く、わずか3発目のライトニングの弓矢攻撃でミミックの蓋は壊れ、矢はミミックの頭に命中した。
ミミックの頭蓋骨は粉々となり、その瞬間、体も宝箱も粉々となった。宝箱の箱も真っ2つになった。
しかし、油断はできなかった。ミミックを倒して安心したコハナが右の宝箱に手を触れた。
こういう状況で油断してしまうケースは、1つがミミックでもう1つは本物の宝箱だと思い込んでしまうこと。
コハナはこのトラップにはまった。
左がミミックだからといって右はミミックではないとは言い切れない。ライトニングが気づいたころには遅く、右のミミックが正体を現しコハナの腹をひっかく。コハナの腹からは大きな傷跡が出来て出血多量。そのままコハナはミミックに首をつかまれて投げ飛ばされる。
コハナは宝箱に興味を示した自分を悔やんだ。もうこのまま借金も払えずに死を迎えるのかと。意識が無くなりそうで死ぬと思っていたが、ミミックがコハナを投げ飛ばした瞬間、ライトニングの放った矢がミミックの頭に命中して、ミミックは粉々となった。
ライトニングはミミックを倒すと素早く蜂蜜を取り出して、瀕死のコハナに飲ませる。
するとコハナの腹の深い傷は治り、コハナの意識が戻った。
「私は、助かったのですか?」
「ああ。あと少し遅ければ死んでいたかもだな。回復薬にもなる蜂蜜があって助かった」
「ごめんなさいライトニングさん」
泣きそうになるコハナであるが、叱っておく必要がある。今後また危ない状況になるか分からないからである。
「コハナは慣れないことは無理にしなくていい。それとどんな時も油断はしてはいけない。さっきみたいに命取りになる」
「分かりました……」
気分が悪くなりそうなコハナを慰めておいて気分を良くした。アイテム集めなども危険じゃない範囲でコハナにやらせるようにした。
ゲームのダンジョンならおなじみのトラップであるがここだと引っかかれは命を落とすかもしれないものばかりで油断はできない。
かつて西南雷気だった時のライトニングならトラップにかかればよけられずに即死するが、ライトニングとなり反射神経と素早い対処などが身について、矢のトラップは素早く飛んでくる矢を察知してかわし、落とし穴のトラップは落ちる前に高く飛び上がる。
ライトニングはトラップにかかる事はないが、コハナがトラップにかかりやすい。そこで矢が飛んでくるときはコハナを無理やり伏せさせたり、落とし穴に落ちそうなときはお姫様抱っこをして助けたりした。
トラップの心配は今のところないように感じられたが、もう1つ怪しいトラップがあった。コハナは左右に並んでいる2つの宝箱を見つけたのだ。
「ライトニングさん、こんなところに宝箱です。それも2つですよ」
ダンジョンでこのような宝箱の並びは見覚えがある。1つは本物の宝箱であっても、もう1つは宝箱に成りすましたミミックという魔物かもしれない。
「コハナ、下がってろ」
コハナに宝箱を開けさせる前に、ライトニングは弓矢でコハナが開けようとする宝箱を攻撃する。
それはライトニングの予想通りで宝箱に化けていたミミックだった。宝箱の中に骸骨の魔物が入っており、蓋を兜に箱をズボンにして、箱の下からは足を出した。
コハナは慌ててライトニングの後ろに隠れる。
ミミックは両手の鋭い爪でライトニングを攻撃してきた。ライトニングはミミックの攻撃をかわして弓矢で反撃した。
ミミックは頭の宝箱の蓋で身を守るもライトニングの弓攻撃は強く、わずか3発目のライトニングの弓矢攻撃でミミックの蓋は壊れ、矢はミミックの頭に命中した。
ミミックの頭蓋骨は粉々となり、その瞬間、体も宝箱も粉々となった。宝箱の箱も真っ2つになった。
しかし、油断はできなかった。ミミックを倒して安心したコハナが右の宝箱に手を触れた。
こういう状況で油断してしまうケースは、1つがミミックでもう1つは本物の宝箱だと思い込んでしまうこと。
コハナはこのトラップにはまった。
左がミミックだからといって右はミミックではないとは言い切れない。ライトニングが気づいたころには遅く、右のミミックが正体を現しコハナの腹をひっかく。コハナの腹からは大きな傷跡が出来て出血多量。そのままコハナはミミックに首をつかまれて投げ飛ばされる。
コハナは宝箱に興味を示した自分を悔やんだ。もうこのまま借金も払えずに死を迎えるのかと。意識が無くなりそうで死ぬと思っていたが、ミミックがコハナを投げ飛ばした瞬間、ライトニングの放った矢がミミックの頭に命中して、ミミックは粉々となった。
ライトニングはミミックを倒すと素早く蜂蜜を取り出して、瀕死のコハナに飲ませる。
するとコハナの腹の深い傷は治り、コハナの意識が戻った。
「私は、助かったのですか?」
「ああ。あと少し遅ければ死んでいたかもだな。回復薬にもなる蜂蜜があって助かった」
「ごめんなさいライトニングさん」
泣きそうになるコハナであるが、叱っておく必要がある。今後また危ない状況になるか分からないからである。
「コハナは慣れないことは無理にしなくていい。それとどんな時も油断はしてはいけない。さっきみたいに命取りになる」
「分かりました……」
気分が悪くなりそうなコハナを慰めておいて気分を良くした。アイテム集めなども危険じゃない範囲でコハナにやらせるようにした。
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