気長に考える 空論の手帳一説

気長にまつ帽子

駅ホーム

 
電車を降りたとき
ホームの下
黄色くて小さな長靴が落ちていた
無理りに降り 脱げたのだろう
なら
自分は何を落したのだろう
多分 何かを落としている
時に流され 遠くなった
もう 拾えない’’何か’’を
ホームの下に
        

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