童貞力チート ~三十路童貞はチートを生かして異世界を謳歌する~

千歳

15話



俺とエリー、二人はまず町に入った。


ここから俺の生活が始まる。


今掲げてる大きな目標は、”安定した生活”だ。
その目標に到達する為の小さな目標を掲げている。
それには2つある。
まず1つ、お金を稼ぐ。
そう。お金が無くてはどこの世界でも生きていけないのだ。
そして2つ目、住居を見つける。
これは言わば衣食住ということだ。


まず1つ目の目標 ”お金を稼ぐ”には、
稼げる場所を見つけなければいけない。
これに関してはエリーから先に聞いておいた。
この世界には冒険者という家業を生業にして生きている人がいる。
その冒険者という者は、魔物を倒して、解体をし、素材を売って、
お金に換えたり、武器や防具に変えているそうだ。
そうして一日一日を強く生きている。
ただしだいたいの事は、何があっても自己責任と言うらしい。
俺もこの冒険者とやらになってみようと思う。
多分その方が俺には生きやすい。
俺には商人なんて生き方は合わないと思う。
なので冒険者だ。


そして、冒険者になる為にはギルドに所属しなければならない。
なのでその登録を先に済ませておかなければならない。


ようはこうだ。






お金を稼ぎたい。 → 冒険者になる。 → 魔物と戦う。 → 冒険者でお金を貰う。






こんなものだろう。
ただここで出てくるのが魔物との戦いだ。
俺にはまだ安全に魔物と戦えるだけの力は持ち合せていない。
なので俺はこの町で童貞ポイントを稼いで、
童貞力で力に変換しなければいけない。


となると、人や物から強奪をしなければいけないのだが、
もう既にそれは試してある。
誰かって? そりゃあエリーからだよ。
だってこの町にくるまで人っ子一人いなかったんだぜ? 仕方ないよな?


と言う事で強奪してみたのだが、この力、かなり使い勝手がいいんだ。
なにがってところなんだが、まずこの強奪。
強奪をする際、人に触れたり、物に触れたりしなくてもいいんだ。
俺のスキルの鑑定眼を使えばその人や物のステータス(ポイント)が見れる。
鑑定眼で見たあとに童貞力の強奪を使えばあら不思議。もうポイントは俺の物っていうこと。


この使い方をすると、こんな危険もなくなる。


1、「キャー! なに触ってるのよー!」


2、「おい! 泥棒が出たぞ!」


この2点がまず危惧していた事。
これが一切考えなくてもよくなったのだ。
なんて最高な使い方を俺は考えてしまったのだ! 革命じゃないか!
……まぁ俺しか使えないんだがな。


そしてこれは範囲方の強奪。
Lv1だからそこまで範囲は広くない。大体半径2mがいい所だ。
でもこれを町中で歩きながら、鑑定眼を使って強奪していく。
しかもエリーから強奪してみて分かったのだが、
この童貞力の強奪は人から奪った方がかなりポイントが稼げる。
やはりというか何と言うか…童貞という言葉は人に使われる事が多いからね…。




まぁそんなこんなはあったが、
密かに効率の良い童貞ポイントの稼ぎ方を編み出していたのだ。
なので強くなるという部分に関してはかなり目処がたった。




そして次に安定した生活に欠かせないのが ”住居”。言い方を変えれば、衣食住だな。
これも生きていく上でかなり重要な項目になる。
ただやはりというか、どの世界でも衣食住を成り立たせるにはお金が必要になってくるわけで。
そうなってくると最初も目標 ”お金を稼ぐ”というのに戻ってしまう。
なのでここはもう最初の目標を制覇させる為に! 俺は! 冒険者に! なる!






っていうか俺エリーにお金借りてるんだよな……。 



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