童貞力チート ~三十路童貞はチートを生かして異世界を謳歌する~

千歳

10話

そこは地球とは違い、空気が澄んでいる。
そこは地球とは違い、木々が喜んでいる。
そこは地球とは違い、魔力が漂っている。


そう、ここは俺の知っている場所ではない。


異世界なのだと……。






「まぁ知ってましたが。」


正樹は知らん顔で異世界にきたっぽい主人公みたいなセリフを吐きながらも、
本当の景色を舌鼓していた。
ようは数分黄昏ていたのだ。
バカ面をしながら……。


「というかここどこだよ。森ってのは分かるんだけど。整備された道すらもないじゃん。」


そうここは森の外れ、先ほど正樹が説明した通りのなんの変哲もないただの森なのだ。


「とりあえず、ひと気のある場所まで行きたいんだがなぁ……。だがこのまま進んでも、もしかしたら魔物みたいなモンスターと鉢会いになっても俺生きていけないぞ……。
そうだ! 俺ポイントあるんだったよな!町に行くまで生きていけるようにはしないと!!
ステータスオープン!」




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■変換リスト


・ステータス▼
・スキル▼
・物質▼


残ポイント:500


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正樹はステータスを表示させた後、スキルの変換リストまで手際よく開いていた。
見るとそこには聞いていたポイントとは違う数字が羅列していた。


「あれ? 俺元々300じゃなかったか?」


そう正樹は、エルティアからは300ポイントは所持しますと聞かされていたのだ。
だが実際見てみるとそこには500と書かれている。


「おっかしぃなぁ。エルティアー! どうゆう事だよー!! ……まぁ聞こえるわけもないか……っと……ん?」


正樹は立ち上がり現状の謎に対して叫んでいた。
その直後、自分の服の間からなにかが落ちた感覚があった。
それは地面に落ちている。それを拾い上げよくよく見ると、それの正体は手紙だった。




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正樹さんへ


この手紙をお読みになっているという事は、無事世界に到着できたみたいですね。
いきなりですが、正樹さんのポイントを500ポイントにしておきました。
まぁ言ったら、女神の加護みたいなものですね。本当は加護は付けてあげられないんですがね。
正樹さんへの譲渡を最大限まで、もう絞ってもなにもでないぐらいサービスしておきました。
これで強くなって下さい。


私に会うまで死なないでくださいね。死んだら許さないんだから。
                                 貴方を慕う女神より
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「うぉぉぉぉぉおおおお!!! エルティアああああああ!!! ありがとおおおおおおお!!!!
よし! これで変換リストを漁って見よう!」


500ポイントの正体は女神エルティアによって付与されたポイントだった。
本当に愛されているんだな正樹。なんとうらやまけしからん。なぜあの短時間で……。


「さて。見てみて分かったんだが、500ポイントじゃひと気のある場所まで辿り付くには心許ない、が、
最低限は行動できそうだ。
まずはこの場所がどこなのか、それと力、最後に飯だな。まずは場所を把握してからその他を探してみるか。
お! ちょうどいいのがあるな。あ~でもこれ200も消費するのかぁ。仕方ない! 必要経費だ!」


正樹が獲得したスキル、それは探知。
200ポイントも消費した探知の説明はこうだ。


探知:自分の周囲を第六感の感覚で確認できる。Lvに応じてその確認範囲も広がる。


200ポイントも消費してこれだけかと思う事なかれ。
この探知は最大までLvをあげた際の恩恵が絶大なのだ。
それを説明する前にまずはスキルのLvについて説明しよう。

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