童貞力チート ~三十路童貞はチートを生かして異世界を謳歌する~

千歳

7話

「では早速……。」




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■変換リスト
・ステータス
HP&MP 1上昇
攻撃力 1上昇
防御力 1上昇
敏捷力 1上昇
知識力 1上昇
幸運力 1上昇
・スキル▼
・物質▼


残ポイント:1
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「変換効率悪ッ! え! マジでこれだけですか!?!? ……あぁでも1ポイントしか強奪出来てないからかぁ……」


神崎正樹が最初に獲得しようとしたのは、ステータス上昇。
その理由は神崎正樹が直接口で説明するようだ。聞いてみよう。


「神崎正樹さん。なぜ最初にステータス上昇なのですか?」


「あぁ……それはですね。まず最初に物質を顕現した所で、このステータスじゃまともに戦えない。
次にスキルに変換しようとしても、このステータスでは直ぐにMPが無くなってしまい意味がない。
だったら自分のステータスを上げてからでも遅くはないかと…思ったんですがねぇ……」


「なるほど。それでさっきの叫び声だったのですね。少しびっくりしちゃいました」


ほっと大きな胸を撫で下ろす女神様。ご馳走様です。


「それでですね。このステータス上昇が1つしか上がらないのは、ポイントが1だったからでしょうか?」


「そうですねぇ。変換効率が悪いのは1ポイントしかないの、と、童貞力のレベルが1だからですかねぇ」


「あぁ……なるほど……。理解しました……」


「こちらとしましてもそこまでの底上げをされたら世界が混乱してしまうので……。
ただ仲には自力で規格外まで成り上がった英雄などはいますから、少しの規格外さなら大丈夫なので、
どんどんレベルアップしていきましょう!」


「分かりました。頑張ります!」


「それで、神崎正樹さんはどのステータスを上げたのでしょうか?」


「はい。では確認も込みで。ステータスオープン!」




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名前 神崎正樹
種族 人族
レベル 1
HP 5/5
MP 5/5
攻撃力 2 (1Up↑)
防御力 5
敏捷力 1
知識力 5
幸運力 20


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「攻撃力です!」


「攻撃力をあげたのはなぜですか?
他にも、幸運力とかあげればなにかあるかもですし、
敏捷力あげれば逃げる事も出来ますし、
防御力上げればもしかすれば攻撃を防げるかもじゃないですか」


「そこは殴り合って倒すのがカッコイイからですよ! 理由なんてそんなもんです!」


「そ、そんなもんなのでしょうか……?」


如何にもな脳筋童貞でした。本当にありがとうございました。


「で、ではこれで、能力の使用方法は分かって頂けましたかね?
最初の私の提案をお受けしていただく事は可能ですか?」


「はい! これで俺も異世界で生きていく可能性を見出せました!
ありがとうございます"女神様"!!」


何故か女神様は体をくねりながらモジモジしだした。


「あのぉ……」


「はいなんでしょうか? 女神様?」


何だろう、俺はなにかダメなセリフを言ってしまったのだろうか。
と考える神崎正樹。


「そろそろ私の名前で呼んでいただけないでしょうか? 私にもエルティアという名前があるので……」


「あ、はい! エルティア"様"!」


そんな事かお安い御用だ!と元気な声で女神様の名前を呼んでみる神崎正樹。


「うぅ……別に"様"付けなんてしなくてもいいじゃないですかぁ……こんなに人間とお話したのはあなたが初めてなんですよ?"正樹"さん」


「……っ!?」


『な…なんて可愛いんだあああああああああああああああああああああああ!!!!!』


神崎正樹はその場で膝と掌を地に着けて、悶絶しだした。
いけないぞ神崎正樹。そのままだとイケナイ大人になってしまうぞ。冷静になるんだ。


『冷静になれ俺……女神様が素敵過ぎる美女なのは分かりきってるじゃないか……
よし……まずは深呼吸だ』


ひーっひーっふーっひーっひーっふーっとなんとも聞きなれない深呼吸をしだした神崎正樹。
神崎正樹。それは違うぞ。ラマーズ法だ。そしてなんか呼吸の仕方が若干違うぞ。


「ど、どうしたのですか!? 正樹さん!!」


「い、いやなんでもないですよ。なんでも…。 それよりも。
んっん"! エルティア……これでいいかな……?」


「はい!」


ずきゅーんっと神崎正樹の心臓から聞こえる音。
エルティアは正樹に対して満面の笑顔で答えていた。
その笑顔を見たからは、また悶絶していた。
その後、正常状態に戻るまでに数分かかったのはご愛嬌だ。

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