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祝福と加護の高校生、リアル世界で冒険者になる。

千歳

3話



ギリギリ間に合った入学式も後半に差し掛かった。
世の中の学校の校長と言う者は、いつの時代もこう話しが長いものなのかと
憂鬱な気持ちなりながら眠気と戦っていた健。
そんな中、校長の話が終盤に差し掛かって、言った一言から眠気を飛ばしてくれた。


「っとそうだそうだ。えー皆さんが朝、ニュースの緊急速報を聞いていれば
知っている者を多いかと思いますが、極力ダンジョンの入場は
控えるようにして下さい。これは学校の総意になりますのでくれぐれも
小遣い稼ぎにと軽々しく入場するのでなく、
皆さんは学業が本分となりますので勉学に勤しんで下さい。
私からは以上です」


ダンジョン。


その一言が健の脳裏にループする。


「“ダンジョンって今校長言ったよな
ニュースでって事はだ、もう全世界には周知の事実ってことになるのか
あーまだ俺の部屋にテレビないんだよなぁ
こうなるんだったらテレビ小さいのでも買っておけば良かったな


それと学校の総意で入場規制って事はかなり危ないんじゃ?
でももしかして控えるだからそうでもない?
分からん。分からない事が多すぎる。
帰ったらパソコンで調べてみるのもアリだな。


あーそういえばスキルとかステータス、他の人で鑑定してなかったな
眠気でそれどころではなかったのだがね
とりあえず目の前の人でいいか”」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 弓沢 浩二   ジョブ 高校生
年齢 15歳   レベル 1
HP 2
MP 0
攻撃 3
魔法 0
防御 4
敏捷 5
器用 15
幸運 10
スキル なし
称号 なし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぁ!? 」


入学式が終わって移動中で周りが小声でも喋っていたので良かったものの、
あまりの低さに、いや自分のステータスのあまりの高さに思わず声が出てしまい
みんなの視線がこちらに集まってしまった。
すかさず手で口元を押さえたが時すでに遅し。
担任の先生と思われる男性から声がかかる。


「和嶋、だよな? どうした? なにかあったか? 」


「はい! 和嶋です! い、いえ! なにも! そうなにもないです! はい! 」


「ん? そうか? ならいいのだが。
体調が悪いのなら先に言ってくれよ、初日だから保健室連れていくからな
ほらみんなもボサっとしてないで移動しろー
そろそろ教室つくぞ」


「「「「「はーい」」」」」


静まりはしないものの、みんなの視線は既に自分には向けられておらず
偶然隣同士になったものや、中学から同じなのであろう者達と喋りだしていた。

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