1分で読める物語

淺井 哲(あさい てつ)

未来の子供

目を開けるとそこは真っ白な空間だった。

霧のような靄のようなものが一面立ち込め、一寸先も見通すことはできない。

「俺は──死んだのか?」

呟きが漏れた直後、眼の前に一人の少女が現れた。

何時から彼女はそこにいたのだろう? 頭に疑問が浮かんだその時、彼女は言った。

「こんにちは」

「あとこれからよろしくお願いします」

そんなことを言われた

目を覚ますと妻が心配そうに俺をみている

俺は妻のお腹にささやいた

「こちらこそ」

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