学園の男子が、俺以外全員男の娘だった件!

木片トカゲ

#1-11


和馬の少女のように輝く笑顔が一樹に向けられ、
彼のハートは先程よりもさらにスパークしていた。
「そっそうかぁ〜まぁ、よろしく頼むよ!
 はじめに話せたのが和馬みたいな子で
 俺はよかったよ。他の子はほとんど俺を避けてたしさ。」
「かっ和馬・・。」
「あっ下の名前で呼ぶの不味かった?」
途端に和馬は顔を赤らめうつむく。
しかし、次の瞬間彼の口からはこう告げられる。
「いっ・・いいよ・・下名前で呼んでも。」
それはまるで告白された少女が意を決して、
イエスと答えるかのようだった。

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