学園の男子が、俺以外全員男の娘だった件!
#1-9
「とは言え、クラスに行くのもなんか気乗りしないなぁ〜。」
一樹が階段で座り込んでいると、
後ろから声をかけられた。
「青鷺くんだよね?さっきは大変だったね。」
「あぁ〜えっと君は?」
一樹に優しく話しかけてきたのは、おかっぱの小柄な生徒だった。
「僕は沖野 和馬、よろしくね。
まさか、男の娘以外が入学してるなんて思いもしなかったよ。
多分、学園長さん的にはサプライズだったんじゃないかな?」
一樹は隣に座っている和馬の顔や体を横目で見る。
(どっからどう見ても女子じゃん!こんな可愛いおかっぱ男子が
三次元にいてたまるかよ!)
「さすがにサプライズすぎるよ・・・。」
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