女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第579話 獣人3姉妹に任すか・・・・

「あれ?お前ら子供はどうしたんだ?」
3姉妹は産んだと思ったら妊娠。
もう3人いるはず。

「あ、他の獣人に預けちゃいました!」
エミリーがあっけらかんと言う。

「え?あ、まあ俺が言う事でもないんだが・・・・そんなのでいいのか?」

今度はナタリーが
「あ?あれ?旦那知らねえのか?俺たち獣人は、子育ては大勢でするんだぞ?他人の子もそりゃあ可愛がって愛情いっぱいで育てるんだ!」

「そういやあ、獣人だけ違う一画をもうけてたのはその所為か?」

何せその・・・・盛りだっけ?そうなると獣人は近くの・・・・俺はやり部屋なんて言ってしまってるが、そう言った部屋で男女の獣人は行為に励むらしい。しかも夫婦じゃなくて、いきずり?たまたま盛った女が目についた男と・・・・

まあ、女の方は、これと狙いを定めた男がいれば、そうならないよう盛りがやってきそうになれば、盛るまでその狙った男と一緒に過ごしておくんだとか。

だからなのか、その、父親が分からない子供とか、分かってもその父親は他の女も孕ましてるとかザラなので、結婚とかの概念は薄いらしい。

「あらあ?もしかして知りませんでしたかあ?」

ソフィーがそう言ってくるが、ああ、そうだ、俺は特にナタリーから獣人の居住区にはむやみと近付くな!行くなら私らを伴えなんて言われてたんだっけな?

もしかしてそれが原因?
「え?いやそれは違うんだけどさ、そもそも人間が獣人を抱くとか考えられねえし?それ以前に妊娠させられる人間なんて知らねえし?旦那だけだぞ?」

人は獣人を孕ます事が難しいらしい。
逆もそうらしい。

あ、話がそれたな・・・・

「あ、3人とも、今から今後、このメンツが俺の店の素材を確保するのにダンジョンに籠る事になった。勿論お前らもやってもらうとありがたいが、もはやお前ら3人だけでは素材の数が間に合わなくなってな。なので今後はこの面子にもやってもらう。なのでな、少し素材の見つけ方を教えてやってほしい。それと、エミリー、もしこの中でエミリーしか見つけられない素材を見つける事ができる奴がいれば、そいつはエミリーがつきっきりで教えてやってほしい。」

「分かりました!頑張ります!」

うん、あれからエミリーはすっかり調子がいいな。歩き方も問題ないし、ドジる事もなさそうだ。

あ、そうだ、こいつらに説明しないとな。

「この3姉妹は素材を見つけるエキスパートなうえに、俺の妻だ。そして特にエミリーは、とびぬけて希少な素材を見つける事ができる。おそれくこの中でエミリーが見つける事ができる素材を発見できるのは難しいだろう。だが、もし万が一発見できるようなら、エミリーに付きっきりで教えて貰ってくれ。領内でエミリー以外では俺だけなんでな。」

「分かりました。それでは・・・・エミリーさま、他のおふたがた様お願いします。」

元魔術師10名が一斉に頭を下げる。
「え、ええと、怪我しないようにね?」

まあ、そう言いつつ俺もまだ付き合うんだけどな。

          

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