女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第467話 シビルと話をする

何やらいろいろ様子がおかしいので、妻達を集め、話しをする事に。

特にホムさんと、何故かシビルの様子がおかしいので、話をしてみる。

あ、ホムさんは確認済みだった。
ならシビルか・・・・

もしかして、皆の前では話しづらいかもと思い、こっそり2人きりでシビルと話をする事にした。

・・・・
・・・
・・



「シビル、俺達出会ってから5年が経ったんだな?」

俺はシビルの目を見ながらそう話しかける。
だが、様子のおかしいシビルは上の空だ。


「え・・・・ええ・・・・・もう5年ね。」

「シビル、俺はそんなに賢いわけじゃあないが、今の君の様子が明らかにおかしい事ぐらいはわかるつもりだ。何か悩んでいる事や、秘密にしている事があるんじゃないか?」

俺がそう言うと、一瞬身体をビクッとシビルがさせたのを見逃さなかった。

「そ・・・・そんな事は・・・・」


「そんな事は?まあ、言えないならそれでいいんだが、君のその想い悩んだ顔が気になってね・・・・」

え?私そんな顔の表情出していた?確かに思い悩んでいるけど、絶対表情に出ていない自信があるのだけど。

「そんなひどい顔つきに見える?」

「いや、見えるのはいつもの綺麗な君の顔さ。だけど・・・・なんとなくわかっちゃうんだよ。」

じっとシビルを見る。

シビルも僕を見つめ返す。

「何が分かるのかしら?口田士門。」

一瞬はっとなるシビル。

どうやらつい何かを間違ったようだ。

言っていいものかどうか・・・・

「シビル、僕は君の事を愛している。たとえ君の正体がとんでもない代物だって、関係ない。君が明らかに僕の家族を害しようとしてるなら、全力で止めにかかるけど、そうじゃないんだろう?」

「そうね・・・・貴方をどうこうしようとは思っていない。」

「そうか・・・・ところで、どれぐらい時間をかけてたんだい?」

「何の事?」

「・・・・君はばれていないと思ってるようだけど、僕は、レベル14。わかっちゃうんだよ。女神を拘束してるね?」

「えっ!」

驚いた・・・・知ってたの?


「こう言っては何だけど、シビル、君は女神を恨んでいるね。それは俺も変わらない。そりゃあ恨みの種類も違うだろうけど、俺はくそ女神のせいで、日本から無理やり、一方通行でここに来させられた。しかもくそ女神のミスでっていうじゃないか。そのミスのせいで、元の世界には二度と戻れないそうだ。あいつを恨まず、どうしようっていうんだ。」

「・・・・それ、本当?」

「ああ、本当というか、本音さ。俺はただの一度もあいつを許した覚えはない。女魔王だか知らないけど、それを討伐するのに勝手に世津を召喚し、しかも外観が好みだったからとかふざけやがって!それで討伐したらどうなるんだ?俺達は捨てられるに決まってる。協力するわけないだろう?違うかい?シビル。」


          

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