女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第434話 74層の淫魔

いよいよ74層。

前回は、この階層シリーズ・・・・サキュバスは、女性陣が有無を言わさず始末していた。

王様達が24層で、まさかのサキュバスに行動不能にさせられてたからな・・・・

で・・・・ここも確かサキュバスが出るはず・・・・

「皆さん、速攻で仕留めましょう。」

世津が気合入っている。

「あんなの士門さんに近づける訳にはいかない!」

おお?三津枝も気合十分だな。

少し進むと・・・・・いた。

10体ぐらいいる?

世津達が、サキュバスを見つけると、あっという間に仕留めていく。

俺の出番はないなこりゃ。

「いやはや、凄まじいですな。」


「ああ・・・・だが、サキュバスはレベル9でも行動不能に追い込まれるから気を付けてくれよ?」

おれはバルトサールにそう言う。

「分かっております。」

しかし・・・・今回は何かおかしい。

そう思っていたら、1体、何か違う個体が現れる。

普通のサキュバス・・・・もはやここの階層はジェネラル・・・・レベル8相当だからな・・・・

もうよほどのレベルじゃないと簡単には仕留める事はできない。

そして・・・・そんな中、その個体は現れた。

サキュバスクイーン・・・・クイーン?キングじゃなく?

「みんな気をつけろ!何か違う個体が混ざってるぞ?クイーンと出ている。」

そんなのがわらわらと・・・・6体現れる。

「いかん!バルトサール気をつけろ!」


そう思ったが・・・・遅かった。

すでにサキュバスが取り付いて・・・・早速精を取られている。

「うぐ・・・・申し訳・・・・・・・・ございませぬ・・・・抵抗・・・・できませぬ・・・・うっ!」

そう思っていると、今度は女性陣が危なくなっている。


インキュバスが現れていた。

世津達はレベルの差でどうにか抵抗していたが、3人の看護師さんは・・・・インキュバスに囲まれ、なすすべもない状態。

俺はこれはまずいと思い、あ・・・・宝石の原石しかない・・・・ポケットに突っ込んでいたのが原石。もったいないが、それを投げる。

次々仕留める。

「あ・・・・ありがとう・・・・ございます・・・・」


何とか抵抗していた世津が礼を言う。

あ・・・・暫くバルトサールは使い物にならないな・・・・

インキュバスがいなくなり、復活した女性陣がクイーンに挑もうとしたが、さっさと引き上げていく。

おかしい・・・・今までダンジョンであんな行動をするやつらはいなかったぞ?

あ・・・・バルトサールがいないじゃないか?

連れ去られたか?

俺達は警戒しながら後を追った。

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