女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第424話 何この建物、俺知らないんだけど?

獣人3姉妹に案内され、獣人の住居の中心地に来たのだが・・・・

長屋?ずっと続く長い建物が其処にはあった。

建物には、入り口らしき場所が等間隔にあり、何かの部屋か?住居ってわけじゃなさそうだが・・・・

「なあエミリー、この部屋?建物は長屋かい?見た事ないけど何かな?」

そう聞く間にも、ひっきりなしに獣人が出入りしている。

最初はまたか?と思ったが・・・どうも獣人の男女が、カップルか?が入って、そして出てくるのもカップル。

入っていく時、目をぎらつかせているようだが・・・・主に女性の獣人なのだが・・・・出てくると、男の獣人にしなだれかかるような、甘えた感じ?

「ああ、あれですね、士門さまも私達と使いますか?本当はつがいで入るのですけど?」

は?番?何言ってるんだ?確かにエミリー含め、3姉妹とはそういった関係なわけだが・・・・え?ここってひょっとして?

「あらあ?もしかしてえ、士門さまはあ、獣人の盛りを御存知じゃなかったのかしらあ?」

「おい、今盛りと言ったかソフィー?」

「ええ、そう言いましたよお?獣人ですからねえ?」

「盛りって・・・・発情期とかそう言う奴か?」

「え?ええ、そうですけどそれが何か?ここでは獣人だけですから、問題ないですよね?」

何さらっと問題ない発言だエミリー。

はつったらヤッてすっきり!その為の発情小屋だぜ?」

・・・・ナタリーストレートすぎ・・・・

「じゃあ何でお前ら俺に会うまで、その歳までした事なかったんだ?発情するんだろう?」

「ああ、それな、親方に薬貰っていて、俺っちら発情してる暇なんて無いからさ、親方がどこからか手に入れ、獣人に飲ませるんだよ。だから・・・・旦那に会うまで、随分発情なんてしてなかったぜ!」

「なあ・・・・どこから突っ込んだらいいんだか・・・・おまえら寄こした親方っていうのから、そんな薬預からなかったぞ?」

「えっとその・・・・普通は親方が、何処の工房でも用意してますよ?」

・・・・知らんかった・・・・じゃあ今、此処に居る獣人って・・・・

「ええ・・・・その通りですわ・・・・数か月に一度ですがあ・・・・発情しますのでえ・・・・発情したメスにい、オスが誘われえ・・・・此処に来るんですぅ・・・・」

ああああ!そんなの最初から言っといてくれよ!

「じゃあなんだ、お前等あの時は・・・・」

「あ、丁度発情の始まりってやつ?盛りはじめだったからよ。」

何て事だ・・・・

つまりは、発情だから・・・・子供が産まれるのか?

「あ・・・でも・・・・旦那さま凄いですよね?普通は獣人と人間の間には子は成さないのですよ?」

「え?それってどういう?」

「ありゃ知らなかった?俺達3人、旦那の子を孕んでるぜ!すげーな旦那!まさかの3人同時っての?」

「どんなお子が・・・・授かるのでしょうねえ?」

「頑張って産みますね!」

マジすか・・・・?佐和達に何言われるか?
それより、世津や三津枝か?

・・・・そうだ、旅に出よう?遠くがいいな・・・・気ままな一人旅・・・・

俺がそう思った瞬間、背後に気配が・・・・恐る恐る振り返ると、そこには・・・・世津と三津枝が、にっこり微笑みながら、ご降臨あそばしておりましたとも。

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