女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第172話 雲海

「そ・・・そんなに見ないで下さい・・・・恥ずかしいです・・・・」

「だってほら・・・・イベッテって、ただでさえ美人なのに、肌も綺麗で、スタイルもいいし・・・・見ちゃうよ。」

イベッテはほっそりしている。
身長は佐和より少しだけ高い感じ。160センチ無い感じかな。


今2人で風呂に入っている。

何故かムード満点の風呂場。

イベッテの白い肌に、ほっそりした体つき、少々控えめな胸・・・・せつ以上佐和未満、な感じ?
胸を比べるとか、失礼な気がするが・・・・綺麗な色、形・・・・見惚れてしまう。
だが、此処が本番じゃない!もっと後だ!

我慢して、湯船につかる。

湯船で、イベッテのふくらはぎや足の裏をマッサージしてあげる。

ちょっとその時色々見えちゃうけど、我慢。

・・・・
・・・
・・



強化された精神力をフル動員して、理性を保つ。

風呂から上がったら、少し休んでから、ラウンジへ。
イベッテには、ドレスを着てもらい、エスコート。

ワインと軽い食事を用意し、いいムードに。
え?佐和の時と一緒だって?気にしたら負け。

ゆったりとした時間を過ごすと、周辺が少し暗くなりはじめる。
お、ロンダーヴ、ちゃんと言いつけ守ってくれてたな。

ちょっと運転席に向かい、周囲を見渡す。

空にいい感じの雲発見。

イベッテの所へ行き、

「イベッテ、雲の中に入った事はあるかい?」

と聞いてみる。

「え?ないない、無理でしょう?」

「行ってみないか?」

「え?」

驚くイベッテ。
雲の中自体はいいもんじゃないが、そこを抜ければ絶景。

俺は船を雲に向かって進ませ、突入。
前が見えなくなる。

「これが雲の中?何も見えないわね?」

そうだろうそうだろう。

「まあ曇ってのはこんなもんだよ。それより、もうすぐ雲の上に出る。驚くなよ?」

そう言い終わると、雲を抜け、雲海に出た。
夕焼けがいい感じに雲を彩る。おお!綺麗じゃあないか!やったぜ!

「これが雲の上・・・・綺麗・・・・」

感動するイベッテ。

そして・・・・
いい感じに湖が見えていたので、下に降り、着水。

今度は下から雲を見る。
夕焼けに染まり、また違う綺麗さを醸し出す。

これでなびかない女はいないぜ!
とか思いながら・・・・もう、既にイベッテはなびいてるんだが・・・・だよな?

俺は指輪を出して、イベッテの手にはめる。

「イベッテの国ではどうか知らないが、俺達の住んでいた国では、結婚したい相手に指輪を渡し、はめてもらう。受け取ってくれれば婚約だ。」

「そう・・・・そうなんだ・・・・」

「改めて言う、どうか受け取ってほしい。そして・・・・君の常識と俺の常識が違うから今更だが、俺と・・・・結婚してほしい。」

イベッテは俺の差し出した指輪をはめ、にこやかな笑顔を俺に向けて、

「しもんさん、私、しもんさんの妻になります。」

こうして、名実と共に佐和に続きイベッテと婚約した。

その後・・・・LEDでライトアップ、ムード音楽でもうムード満点。
イベッテの手を取り、ベッドへ。

「私その・・・・初めてだから・・・・優しくして、ね?」

イベッテを抱きしめ、激しくキスをする。
イベッテも答えてくれる。

そして・・・・

・・・・
・・・
・・



「士門さん、おはよう。」

「うん、イベッテ、おはよう。」

「あ、ごめんね、シーツ、血で汚しちゃった。」

「大丈夫だよ。気にしてないから。」

「私が気にするの!」

そう言いながらも腰回りの充実したイベッテだった。

そして・・・・
”干からびるなよ?”

うん?脳内で何かが聞こえた気がした・・・・

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