女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第122話 王都での拠点を検討する

何だかんだでよく分からないうちに、4人と何故か婚約扱いになってる俺。
いいんだろうか、あんな美女を4人を、婚約者だなんて・・・・

『何言ってるんですかマスター、貴方が抱きしめたらいちころなのに、何もしないヘタレじゃないですか。』

時々辛辣な事を言うナビちゃん。そう言えばこの女性の名前は何なんだろう?

『私の名前ですか?無いですよ、そんなの。精霊に名がつくのは可也の上位の、それもごく一部だけですから。』

・・・そうなのか・・・・じゃあ俺が付けちゃってもいいのか?

『マスター、名付けのセンスありますか?まさかナビしてくれてるからナビちゃんとか、そんな名前つけられても困ります。』

・・・・うぐ・・・・じゃあポチとか・・・・?

『毎日呪いの言葉を耳元・・・頭の中で大音量で吐き続けますよ?』

まあ、ナビちゃんとの会話はこんな感じで、時々スキルについて教えてもらったりする。

・・・・
・・・
・・


そして今、精霊のロンダーヴも含め、女性5人?に集まってもらった。

「ここ王都で、拠点を持っておきたいと思うんだけど、どう思う?」

「唐突ですね、しもんさん、どうしたんですか?」

せつが聞き返してくる。

「ああ、絶対国王や王太子から呼び出しが来るだろう?そのたびにあれだけの距離を車で移動は・・・・時間は兎も角、ガソリンがそんなにないんだよ。

(まあ異世界通販で4サイクルガソリンが買えないわけじゃないけど〈某ホームセンターで売ってる缶入りガソリンの商品名。口田の頭に浮かんだ異世界通販で購入できそうなガソリンはこれだった。〉、2リットルとかのを買いまくって、タンクに入れるのもなかなか大変だし、車も劣化しちゃうからなあ。この際クランの拠点と王都での拠点をゲートで繋げとけば、あっという間だからな)。」

「しもんさん、ゲートってそんなに貰ったの?」

みつえが聞いてくる。あれ?もしかして声に出ちゃってた?

『マスターが()で思ってた事、皆さんに駄々洩れでしたよ。』

・・・・マジで?もしかして喋ってた?やばいなあ・・・・?変な事今まで言ってないよな?

「しもんさん、拠点は良いのですけど、どういった使用目的を想定してらっしゃるのかしら?」

さわが聞いてくる。

「うん・・・・まずはクランの拠点と、王都との行き来かな。そして・・・・可能なら、この地で、何か商売とかできたらいいんじゃないかと思ってる。」

「商売ですか?では商館で聞いてみますか?各地ではギルドがすべて請け負ってますけど、王都では、ギルドから独立して、商館が存在しています。独立というよりも、取引が多すぎて、商館が別に存在しているのですけど。他国でもこのスタイルの運営を行っている街が、多数あるとは聞いていますけど。」

「イベッテが言うなら間違いがないな。一度行ってみようか?」

【今回ボク役にたってないなあ?】

「そんな事ないだろう?あ、そうだ、後で親方の所へ行くか。君からしたら親も同然だろう?」

【そうなのかな?まあ仮宿として使ってる剣を作った人だから、そうなのかな?】

「ああ、そうだなあ、鍛冶もしたいから、後で親方にも相談だ。じゃあ、善は急げだ。今から出発でいいよな?」

こうして商館へ出向く事になった。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品