女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第84話 新たな住居の建築を計画する

男性陣には、一旦使用人の建物に移ってもらった。

何でこんなに妊娠してるんだよ。

殆どの奴らは個室じゃなかったんだぞ。
数人で寝起きしてるのに。他人が居ようがお構いなく盛ってたのか?やっぱりこいつ等猿だったのか・・・・?
え?猿に失礼だって?そうだよな、お猿さん、ごめんなさい・・・・


はあ・・・・女性陣の不調が、単なる悪阻だったとは・・・・

いや、悪阻を軽んじるつもりはないよ?ほら、もっとこうね、命にかかわる症状かも、と思ってたから。

え?そっちも命にかかわってるって?そうなんだけどさ・・・・

あ、誰に言ってるんだろう俺、疲れてるんだろな、ははは・・・・

そう思ってると、不意に・・・・


”ビロンビローンビローBBBBB・・・・ザザ・・・ザザ・・・・ZZZZガガア・・‥・・・や・・・・やっと・・・繋がった・・・・ミッションコンプリート!もう何だったか忘れちゃったけどぉオークキング倒しちゃったからミッション達成ナノおめでとうナノ!”

・・・・一月ぶりにくそ女神からの交信だった。そう言えばいたね、こいつ。忘れてたよ。

「何だよくたばってると思ってたのに。」

”ちょっと通信環境が壊れちゃってね、やっと修理が終わったのよ、さて報酬なんだけどね、何が欲しいかな、言ってみて”

「今すぐ日本に戻せさあ早く!今すぐにだ!」

”残念ですができませーん!もっと現実を見ようよ、凄い武器が欲しいとか、かっこいい装備にしたいとか、ハーレムでウハウハしたいとかあるんじゃないの?”

「じゃあ盛ってるクランの野郎共を何とかしろ!それにあの雌猿共もだ!この非常時に盛りまくって、避妊用に”今度産む”も大量に用意しといたのに、なんであんなに一気に妊娠するんだよ!どう考えても変だ!俺もたまに精神に支障をきたしてる。お前のミスじゃねえのか?いいか!俺は今まで自分の事俺って言った事ないんだよ!僕だったんだよ!それがいつの間にか無意識に俺って言っちゃってるんだよ!」

俺は一気にまくしたてた。

”・・・・あーごめんねえ?ちょっとそっちの召喚者の裏ステ見てたんだけど一か所ミスってたわ、ごめんごめん、これでもう変な事にはならないと思うから、素敵な異世界生活エンジョイしてね!ああ早く女勇者たんとのハアハア期待してるわハアハア”

・・・なんだよ結局ミスかよ。

「じゃあ、あいつらの妊娠もみ消せよ!」

”命の直接のやり取りはできませーん!”

「・・・・じゃあもういいよ、何もいらないから二度と俺の目の前に現れるな・・・・」

”あれ?怒ってる?”ひょとして怒っちゃってる?そんなに怒ると女の子にモテないゾ!”

もう俺は無視する事にした。何やらギャーギャー聞こえるような気がしたけど無視。
さて、ここも手狭になった事だし、新しい建物を建てるか・・・・

どうしたら良いか分からないから、ギルドに相談しに行く事に。

この世界ではどうやって建築してるんだろう?

「女神のチョンボで大変な事に」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く