異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第87話 ラブコールうっせんだよ!←ライゴール、怒る!

「あ!お前ライゴール様に向かってそれは・・・・」

「あ?ラブコールラブコールって、てめえもうっせえな!」

先に絡まれていた少年は・・・・この人終ったな・・・・と思いながら、じわじわと距離をとっていく。だが・・・・誰も、もはやこの少年を見ようとする者はいなかった・・・・

「・・・・おいクソガキ!てめえ見ねえ顔だな!」

「あんたこそ見た事ねえ顔だ!」

「てめえ舐めてんのか!」

「・・・・何で野郎のきったねえ顔舐めんといかんのだ!」

「おいお前、今すぐ謝るんだ!死ぬぞ?」

「さっきからゴチャゴチャうっせえな!」

「ほう・・・・そんなに死にてえのか?俺様のこの・・・・灼熱の魔剣の餌食になってもらおうか!」

「ライゴール様いけませんぜ!こんな往来で・・・・」

「・・・・こんな屈辱を受けたのだ!少しぐらい大目に見てくれよう!」

「俺様の魔剣の試し斬りの栄誉を賜ってやる・・・・あの世で感謝しな!」

そう言ってこのライゴールという男はルドメロの身体に切りかかった。

見事ど真ん中に・・・・剣が当たったが・・・・

「うほげば!」

ルドメロはその剣をもろに身体に受けて吹っ飛んだ。

「あ?何で吹っ飛ぶんだ?何で真っ二つにならねえ・・・・」

「ら・・・・ライゴール様・・・・その・・・・剣が・・・・」

「あ?何言ってんだ・・・・って・・・・ああ!なんてこった!灼熱の魔剣にひびが・・・・」

・・・・いってえ・・・・ポチの鱗の服は衝撃までは止められないんだよ!腹いてえ・・・・回復う・・・・

さて・・・・どうしてくれようか・・・・

取り敢えず起きるか・・・・


「・・・・つったく・・・・いてえじゃねえか!どうしてくれんだよ・・・・服が破れちまったじゃねえか!」

上に羽織ってる服は普通の布のを、店で買ったんだよ!もったいねえ・・・・

「何・・・・てめえどういう身体してんだ!あの勢いで吹っ飛んで起き上がるとか・・・・というか、何で真っ二つになってねえ?」

「よくも俺様に・・・・おいシロやれ・・・・っていないのか?シャーねえな!」

俺様短剣を糞野郎の靴に投げる・・・・

「!!!!ぎゃあああ!!いてええ!」

その声に驚いたその場にいた全員が、ライゴールの足元を見る・・・・・両足の甲が、ナイフが刺さった状態で、地面に固定された格好になっていた。

「さて・・・・お仕置きが必要だな・・・・次は・・・・目玉でいいか?」

「いてえ・・・・ぬ・・・・抜けん!何しやがった!」

俺様ラブコールが手を足においてっから、もう2本のナイフで突き刺してやった・・・・

「ぎゃあああ!!!」

「てめえ!ライゴール様に何しやがる!」

「あんたらも、静かにしてくれよ!目玉じゃなく手にしてやったんだ、感謝しな!」

うっせえからナイフで足を突き刺してやった。


暫くして・・・・往来から警備?がやって来た。

「何の騒ぎだ!」

「くそったれ・・・・こいつが・・・・」

「あ、お前は灼熱の・・・・ライゴールだったか?その無様な姿は何だ?それに自慢の剣はヒビ入っちまってるじゃねえか!」


「くそ!くそ!いてええ・・・・なあ・・・・誰か取ってくれよ・・・・」

しまった・・・・余計にうるさくなってしまったではないか・・・・

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