異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第81話 ここは何処なんだ?

・・・・ここは何処なんだ?

何もねえな。

どっかの島か?

目の前は砂浜?

波が押し寄せてっから、海だな・・・・

後ろは?崖かよ・・・・

どうせえっちゅうねん!

俺様困ったぞ・・・・

まあ水と食べもん持ってっから、何とかなるか?

それより早く寝てえな・・・・疲れたぞ?


しかし・・・・ここに居ても何もできんからな・・・・崖でも上るか・・・・


ルドメロはひたすら崖を登った。

・・・・
・・・
・・



ふう・・・・やっと着いたぜ・・・・

疲れた・・・・

俺様、何か音がうるせえなとか思いながらウトウトしてると・・・・

「おい貴様!何処からやって来た!ここで何をしておる!」

・・・・ん?何だ?誰かが俺様に話しかけてんのか?

「あ?何だてめえは!俺様に何の用だってんだ!」

「・・・・おいクソガキ!てめえどっからきやがった!」

「ほれ、その下から登ってきたんだぞ!」

「馬鹿を言うな!人が・・・・しかもこんな子供に登れるわけがねえだろう!しかも下は何もねえんだぞ?」

「んな事言ったってなあ・・・・気が付いたらそこにいたんだ。」

「まあいい。話はあとで聞く!おい!こいつを連れてけ!」

「はっ!」


「何処の国の間者か知らんが、よもやこんな所に侵入を許すとはな・・・・」

「おい!いてえんだよ!何しやがんだ!」

「痛くて当たり前だ!」

・・・・なあ・・・・俺様なんかしたんか?

こうしてルドメロは誰ともわからぬ輩に捕まったのだった・・・・

・・・・
・・・
・・



ぐご・・・・ぐご・・・・・

「何なのだろうななこのクソガキ。部屋に放り込んだとたん寝やがったぞ?」

「ただの阿呆じゃありませんかね?」

「どっちみち結界を超えやがったんだ!ただのクソガキって事はあるまい。」

「一応冒険者ギルドで身元を確認させましょうか?」

「そうしてくれ!まさかそんな事で身元が分かるとは思えねえがな。」

暫くして・・・・


「身元が分かりましたよ?」

「あん?何でわかんだ?」

「こことは別の大陸の出身のようですね。」

「はあ?何で別の大陸の人間がこんな所に居るんだ?」

「わかりませんが・・・・諜報活動をしているようには見えませんがね・・・・あ?こいつララインサル商会の息子らしい・・・・」

「うわ・・・・また厄介な奴だな・・・・じゃあなんだ?商売しに来たつうこったか?既に一人来てるだろう?何でもう1人来るんだ?」

「さあ?私にはわかりませんが・・・・見たところ何も持っていないようでうす。本当に何しに来たのでしょうね?」

「おいおいマジかよ?あんな所に荷物なしって・・・・どうやって来たんだ?」

「それを調べてるんじゃないのですか?」

うん?なんか頭の近くがうっせえな?

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