異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
第56話 懇願される
「・・・・では、それ以外は何とかならんか?」
「・・・・もう死にかけじゃねえか?今更どうにもならんぞ?」
「だが!そこを何とか!」
・・・・土下座って流行なのか?
「ルドメロ様、治療してはいただけませんか?」
「あのなあ・・・・デイフィリア、実力に見合わん所で大怪我して、たまたま居合わせた俺様に治療とか、おかしいだろ?」
「・・・・それはそうなのですが・・・・」
「俺様に何のメリットがあるんだ?疲れるんだけど?こんな凄い大怪我治療するのってさ。」
「きっといい事がありますよ?」
「・・・・そうか?って早々おだてには乗らんぞ!」
・・・・あれ?いつもと違いますね・・・・?
”うむ。何かおかしいぞ?”
「やはりシロさんそう思いますか?」
”いつもなら、(シャーねえな)とか言いながらやってるだろうがな・・・・”
「ああ・・・・ローサ・・・・すまない・・・・」
「けが・・・・した・・・・わたしが・・・・わるい・・・・ごめん・・・・うぐ・・・・」
何とか振り絞って喋る治療師ローサだが・・・・明らかに死相が浮かび上がっており、もう誰の目から見ても、もう長くはもたない様子だった。
そんな中、ルドメロに食って掛かる冒険者もいた。
「おい!治せるんなら治してくれねえのか!人でなし!」
「そう言うあんたが治してやるんだな。」
「治せるんならとっくにやってるに決まってるじゃねえか!」
「そもそも実力もないのにダンジョンの奥深くにやって来たのが間違いだ!俺様を巻き込むんじゃねえ!」
「ルドメロ様、どうしたのですか?」
「あん?どうにもこうにも・・・・頭がいてえ!それより出来ねえって言ってんのに、押し付けんな!」
そうなのだ、最初からこの女性の治療は無理と言っていたのだ、ルドメロは。それと無視して治療しろと言われ、腹が立ったわけだ・・・・
「ポチを連れてコイ!」
「え?は、はい・・・・すぐ連れてきます・・・・」
暫くして
”マスターよ呼んだか?”
「ほれ、そこの顔潰れてる奴どう思う?」
”もはや助からんな。死に体だ”
「治療してほしいらしい・・・・」
”ほう・・・・そんなとてつもない要求をするのは何処のどいつだ?”
「ほれ、そこの奴らだ・・・・」
”我が答えてやろう・・・・”
『こやつの治療は無理だな。手に負えん。マスターの治療魔法ではもはやどうにもならんぞ?マスターは治療が無理と言っておったのではないか?』
「従魔がしゃべってる・・・・ええ、確かにそう言いました・・・・」
『そんなのを治療するのはリスクが多すぎる!それをわかって頼んだのであろうな?』
「それはどういう・・・・?」
『最悪マスターが倒れる』
「倒れたぐらい時間が経てば何とかなるだろう?」
『其方魔法は?』
「少しだけしか・・・・」
『では其方が負担をかぶれ!それならやってやれんわけではない!』
「どうやってですか?」
『マスターの魔法は特殊だ!人と触れ合わねば満足いく魔法が使えぬ。』
「では、私が・・・・」
『あんたは駄目だ。先ほどマスターが治療した。』
「う・・・・俺がしろって言うのか?そんなの嫌だ!」
「そう言うと思ったぜ!結局自分可愛さなんだろ!どけ!目の前から消えろ!ポチ・シロ、追い払え!」
『どけ、目の前から消えろ!』
従魔が暴れる。冒険者たちは慌てて逃げる。
「どうするんだ?」
「あんたも消えな!」
「いや、私は残る!」
「好きにしな・・・・ほれ!元に戻れ!どんどん回復!おらおら!!」
どんどん怪我が治っていくローサ。
戻ってきたポチが・・・・
”やはり目は無理だな。”血”を使うか?”
「・・・・もう死にかけじゃねえか?今更どうにもならんぞ?」
「だが!そこを何とか!」
・・・・土下座って流行なのか?
「ルドメロ様、治療してはいただけませんか?」
「あのなあ・・・・デイフィリア、実力に見合わん所で大怪我して、たまたま居合わせた俺様に治療とか、おかしいだろ?」
「・・・・それはそうなのですが・・・・」
「俺様に何のメリットがあるんだ?疲れるんだけど?こんな凄い大怪我治療するのってさ。」
「きっといい事がありますよ?」
「・・・・そうか?って早々おだてには乗らんぞ!」
・・・・あれ?いつもと違いますね・・・・?
”うむ。何かおかしいぞ?”
「やはりシロさんそう思いますか?」
”いつもなら、(シャーねえな)とか言いながらやってるだろうがな・・・・”
「ああ・・・・ローサ・・・・すまない・・・・」
「けが・・・・した・・・・わたしが・・・・わるい・・・・ごめん・・・・うぐ・・・・」
何とか振り絞って喋る治療師ローサだが・・・・明らかに死相が浮かび上がっており、もう誰の目から見ても、もう長くはもたない様子だった。
そんな中、ルドメロに食って掛かる冒険者もいた。
「おい!治せるんなら治してくれねえのか!人でなし!」
「そう言うあんたが治してやるんだな。」
「治せるんならとっくにやってるに決まってるじゃねえか!」
「そもそも実力もないのにダンジョンの奥深くにやって来たのが間違いだ!俺様を巻き込むんじゃねえ!」
「ルドメロ様、どうしたのですか?」
「あん?どうにもこうにも・・・・頭がいてえ!それより出来ねえって言ってんのに、押し付けんな!」
そうなのだ、最初からこの女性の治療は無理と言っていたのだ、ルドメロは。それと無視して治療しろと言われ、腹が立ったわけだ・・・・
「ポチを連れてコイ!」
「え?は、はい・・・・すぐ連れてきます・・・・」
暫くして
”マスターよ呼んだか?”
「ほれ、そこの顔潰れてる奴どう思う?」
”もはや助からんな。死に体だ”
「治療してほしいらしい・・・・」
”ほう・・・・そんなとてつもない要求をするのは何処のどいつだ?”
「ほれ、そこの奴らだ・・・・」
”我が答えてやろう・・・・”
『こやつの治療は無理だな。手に負えん。マスターの治療魔法ではもはやどうにもならんぞ?マスターは治療が無理と言っておったのではないか?』
「従魔がしゃべってる・・・・ええ、確かにそう言いました・・・・」
『そんなのを治療するのはリスクが多すぎる!それをわかって頼んだのであろうな?』
「それはどういう・・・・?」
『最悪マスターが倒れる』
「倒れたぐらい時間が経てば何とかなるだろう?」
『其方魔法は?』
「少しだけしか・・・・」
『では其方が負担をかぶれ!それならやってやれんわけではない!』
「どうやってですか?」
『マスターの魔法は特殊だ!人と触れ合わねば満足いく魔法が使えぬ。』
「では、私が・・・・」
『あんたは駄目だ。先ほどマスターが治療した。』
「う・・・・俺がしろって言うのか?そんなの嫌だ!」
「そう言うと思ったぜ!結局自分可愛さなんだろ!どけ!目の前から消えろ!ポチ・シロ、追い払え!」
『どけ、目の前から消えろ!』
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「どうするんだ?」
「あんたも消えな!」
「いや、私は残る!」
「好きにしな・・・・ほれ!元に戻れ!どんどん回復!おらおら!!」
どんどん怪我が治っていくローサ。
戻ってきたポチが・・・・
”やはり目は無理だな。”血”を使うか?”
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