異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第29話 うう・・・・疲れるよこの人・・・・

はあ・・・・あほな子のくせに、何て速さだ!

第二王女である私がなぜこんなに汗を・・・・


そう思っていたら、背後から気配が

「お、いい汗かいてんじゃないか!」

「ひい!お・・・・お・・・・驚かさないで下さい!!」

「あん?なんでそんなに驚くんだ?」

「だって、ここ、ダンジョンですよ?」

「へ?何でダンジョンだと驚くんだ?」

「え?だって、ダンジョンですよ!魔物がいるんですよ?」

「は?何でダンジョンだと魔物がいるんだ?」

「ええ?そんなの常識じゃないですか!」

「常識って何だよ!それよりさ、何でこんなに明るいんだ?」

「・・・・ダンジョンですよ?明るくて当然じゃないですか!」

「さっぱりわからんぞ!ダンジョンって洞窟だよな?」

「違います!洞窟みたいな入り口をしてますが、ダンジョンはダンジョンじゃないですか!」

・・・・疲れる・・・・肉体的にも、精神的にも・・・・

「なあ、ダンジョンって何があんの?」

「ええ??そうですね、まずは魔物がいます。それと、宝物があります。」

「何!宝箱だと!」

「いえ、宝物です!」

「・・・・どう違うんだ?」

「宝箱は、宝物が入ってるかもしれない、箱ですが、宝物は、何かしらのアイテムです。」

「ふーん。で、何処に行けば宝が手に入んの?」

「そのまま進んで、魔物を倒せばたまにドロップしますよ?」

「へええ?じゃあ魔物が持ってんの?」

「多分そうなりますね?」

「それは楽しみだ!で、魔物って何?」

そこから教えないといけないの?一体今まで何考えて生きてたんだかこの人。

「ルドメロさん、魔獣と魔物の違いは判りますか?」

「何だその魔獣と魔物って?」

ガクッ・・・・駄目な奴だこれ・・・・

「飼いならすことのできるのが魔獣、そうでないのが魔物ですね。」

「あん?じゃあこのペットたちは魔獣なのか?」

ええ・・・・フェンリルとドラゴンが魔獣?違うな・・・・え?じゃあ魔物と魔獣の違いって何?え・・・・ええ?駄目・・・・私が分からなくなってきた・・・・

「まあそんな事はどうでもいい、宝だ!宝を探すぞ!おいシロ!探しに行ってこいや!」

「何故だ・・・・」

シロは奥へ向かって行った・・・・

「じゃあ俺様も行くか!ポチ!行くぜ!ほれエウラリア!行くぜ!かわぐち〇▼◇がーどうくつにーはいるー♪」

・・・・何ですかあの歌は?カメラマンとか照明とか?よく分からない言葉ですが・・・・


「白骨~♪ヘビー♪」


ルドメロさんはノリノリだった。そして、もう一度歌って?て言ってみたら、


「はあ?俺様がそんな歌うたう訳が無いだろう!」って・・・・

しっかりノリノリに歌ってたではありませんか!

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