異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第26話 今日のノルマは終わったつー事で

「なあ、今日のノルマ・・・・っていつの間にそうなったんだ?まあいいや、そこのいい女抱きってしたんだから、もういいよな?まずは金を出せ!」

一瞬静まり返るギルドの建物内。

「おいおい何処のぼんくらだ?こんな所で金を無心する阿呆は。」

「あん?てめえに言っちゃあいねえよ!おう!いつまで待たすんだこら!さっさと出さんかい!」

「おいおい、痛い目に合わねえと分からんようだな?しかしお前さん、運が無かったな?この俺様がいる時に、強盗するなんて。」

・・・・なんだこいつ?うとーしーい・・・・

「強姦は相手見てするんだな。俺様、野郎に襲われるような趣味は持ち合わしちゃあいねえぜ!」

「誰が男なんぞ強姦するかぼけえ!」

「何だ違うのか。まあいい。俺様忙しいのだ。もう帰ってくれ。」

「何だと、黙って聞いてりゃ言いたい放題言いやがって!そんなに死にてえんなら、死なせてやるぜ?」

「なあ、おっさん、あんたが何もんか知らねえが、人を簡単に死なせてやるぜとか言うな!世の中、生きてえと思っても、生きられねえ可哀想な連中がごろごろいるんだ!そいつらに失礼じゃないか!死んだ奴らの所へ行って謝って来い!」

ふっ!決まった・・・・

「じゃあ死んだ奴にどうやって謝りゃあいいんだ、あ?」

「・・・・お前、人殺しなのか?」

「お?お子ちゃまは人を殺した事がないと見える。」

「ねえ、その辺にしてもらえないかしら?私の可愛い甥っ子、いじめないでくれない?」

あ、やっぱいい女は言う事違うぞ。

「あ、それと、ルドメロさん、忘れてたけど、これ、昨日のお釣り。ごめんね、返すの忘れてたのよ?」

「お!そうそう、俺様貰うの忘れてたんだよな!これで俺様・・・・って、この金で何するんだっけ?」

「・・・・なあ、一つ聞いていいか?」

「なんだおっさん。」

「おっさん言うな!俺はまだ20だ!」

「そうは見えんが?」

「それはいい。お前、ここに金を強奪に来たんじゃねえのか?」

「そんな事するかぼけ!金はモノを売った代金だ。そしてこのねーちゃんが、俺様に昨日、お釣りを渡さなかったから、それをもらいに来ただけだ。あ、そうそう、ダンジョンにも行きてえから、それも聞きたかったんだがな。」

「間際らしいわ!」

なんだ?文句ぶー垂れながら帰って行ったぞ?

「いやねえ、だからあの手の冒険者は嫌なのよ。」

「あん?あいつは冒険者なのか?」


「見てわからなかったの?」

「さっぱり。まああんなのはどうでもいい。それよりダンジョンだ!俺様はダンジョンに行きてえんだ!」


やっと言えたぜ!

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品