45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第651話 来訪者

おっさん何とか和佳を伴い戻ったんだけどね・・・・

するとそこには、ジスラン君が待っていたよ・・・・
別にゲート使ったり、日本に戻ったり、しょっちゅうなんだから、わざわざ出迎えなんかしなくても・・・・

そう思ったんだけど、何か様子が変。

「その、客人と申してよろしいのか・・・・応接間でお待ちしておられるのですが。」

へ?客人?
「そんな約束あったっけ?」

「いえ・・・・その、会えばわかるの1点張りで・・・・今はナターリヤ様が対応しておられます。」

・・・・へ?なんでナターリヤが?
「それと、もうすぐ勇者様御一行と、アルフォンシーナ様もこちらに来られます。」

何で勇者?ライナス君とヨーリス君の2人と、確か女性3人だよね・・・・それとも今は違うパーティ?
「それに、リューク様も・・・・奥方様は本当は関係ないのですが・・・・常に2人だからと強引に・・・・」

リューク君まで?

分からないな・・・・

「一体誰なんだ?」

「それより、一応警戒を。特に魔術の防御は念入りでお願いいたします。」

・・・・一体何が起ころうとしてるんだ?

「なあ和佳、どう思う?」

「今精霊には周囲を警戒させておりますが・・・・あ、和澄がきます。」

和佳と話し始めたら、和澄がやってきた。

「マスターお帰りなさい。あ、今お客さんなんだってね?一応精霊に調べてもらってるけど、問題ないよ?」

何が問題ないんだ?

「なあ・・・・一体だれがやってきたんだ?今更皇帝が現れたからって、こんな大ごとにはならんだろ?」

皇帝が来ても大ごとにならないって・・・・まあ大概なんだけど。
そして気が付けば、ウェンディがいた。

「ねえコジロー、なんかあんたを守ってって言われてやってきたんだけど?」

「へ?何だよ危険人物か?今敵対してて思い当たる人物居ないんだけど?」

唯一おっさんに対抗できるのは、口田士門と言う青年・・・・もう壮年か?彼しかいないはずだけど、そもそも彼はおっさんに危害をくわえるはずないしな・・・・

あ?まさか神か?神がおっさんに会いに来たのか?
一体どの神?
だけど何故か目の前をデアがくる。
「ねえ・・・・なんだか邪神の気配がしたんだけど・・・・邪神と言っても、邪神そのものじゃなくってね・・・・残滓みたいな?影響なさそうだけどさ・・・・」

「おいおい、あの何だっけ?リアレプト?あれの事言ってるのか?」

確か口田さんが独自のアイテムで拘束したはず・・・・しかもチョッキンして、傷口だけ回復する魔法で止血して・・・・
うう・・・・哀れだな・・・・

「ああ!気になるからもう入るぞ?」

おっさんじらされるの嫌だから、応接間に入ったよ。

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