45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第617話 口田さん一行がやって来る


暫くすると、クルーザーが館に到着したようだ。

「マスター、指定の場所に着地していただきましたわ。」

和佳が報告してくれる。

「クルーザーはそれなりに大きいからね。着地する場所を確保しとかないと、とんでもない所に着地しちゃったら、領内が大変な事になるかもだからね。」

おっさん予めクルーザーは・・・・まあこれはおっさんのクルーザーの着地場所なんだけどね。そこに着地してもらったんだよ。



「では口田様御一行をご案内しておきますね。」

「ああ頼むよ。まさかとは思うけど、そのままクルーザーは置きっぱなしじゃないよね?」

「流石に口田様は収納カバンに仕舞われたご様子。」

「わかったよ。えっと。珠の事があるからね、みんなが部屋に到着したら、向かうよ。」



今いる部屋は、3人の神に珠の存在が分からないように、色々隠ぺいやら施してある部屋にデアと籠ってるんだよ。



「うう・・・・もっと・・・」

どうやらデアさんスイッチが付いたようで、もう一個珠が出来上がった。

「逝ったら疲れちゃった・・・・少し寝るね。」

いやなんか字が違う気がするけど、気にしないでおこう。



そして暫くして和佳が戻ってきたよ。

「マスター、皆さんお着きになられましたわ。」

「ありがとう、向かうよ。」



ちなみに案内した部屋は少し広いテーブルが置いてある部屋。

20人ぐらいまでゆったり寛げるかな?



そして・・・・神とやらがやってこられるように、十分広いスペースも確保してある。

デアはこの状況下で寝ちゃったから、他の精霊さんに見てもらい、おっさんは口田さんの所に向かう。



・・・・

・・・

・・





久しぶりの口田さん。

また相変わらずの美人の妻を従えてるねえ。

そして・・・・あれ?確かあの女性は・・・・例の女魔王かい?

うーん・・・・そんな風には見えないんだけどね。



「やあ口田君、久しぶりだね。なかなか大変な事になっちゃってるみたいだねえ。」



一応公爵だからね、こういう時はさんじゃなく君で呼ぶんだそうな。そんなの知らんがな。そうは言ってもこの世界のよく分からないルールに従わないといけない訳で・・・・





「あ、何か申し訳ありません。巻き込んでしまいましたね。」



口田さんが返答を。

隠さないんだね。まあそれがいいんだけど。



「まあいいよ。僕も思う所はあるからね。で・・・・早速デアと会ってくかい?」



実際はデアに会いに来たんだろうと思ったので、そのまま聞いてみる、



「えっと、女神の上司、ですよね?」



「そうらしいね。全然そうは思えないんだけどね。あれはあれでなかなか苦労してるようでね。できればいじめないでやってほしい。」



「それは・・・・出方次第でしょうか。」



「わかったよ。念のために確認だが、神と喧嘩するのかい?」



「向こうがその気なら。ですが、出来ればそれは避けたいのです。一番は女勇者と女魔王との絆を断ち切る事ですから。」



絆って切れるのかい?

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