45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第576話 炉を造る場所、秘書さん精霊が決めてくれるらしい

・・・・また意味もなくすんごいの造っちゃったよ。
どうすんのこれ?

「マスター、今回の精霊は、私よりは上位の精霊ですよ?」
「え?もう精霊入り込んでんの?」

「先ほどからマスターに語り掛けていましたよね?」
「え?ああ、そう言えば・・・・アークマスターとか何とか・・・・」
「その通りですわ。今回の精霊達は、この2振りの剣がセアリアス帝国皇帝の物になるのを知っているようで、マスターの事をアークマスターと呼んでいるのですよ?」

・・・・そうなのか・・・・知らんかった・・・・
「しなくていいけど、もしかして顕在化できたり?」
「恐らくは・・・・何せ、名前持ちの精霊ですからね・・・・」
ちなみにこの二振りの剣の名前、精霊の名前だそうな。

ああ、そう言えばあの口田さんの持っていた精霊剣、ロンダーヴと言ったっけ?彼女も上位の精霊だったかな?
名前持ちとはそういうものなのか・・・・
それと、今回のこの剣は・・・・後で皇帝にでも届けておくか・・・・
それと、今は炉だね。
ああ、親方達が固まってるから起こさないとね・・・・
おっさん適当にテキーラとかを購入、先ほどの女性らを呼び出し・・・・近くに待機していたようだけどね・・・・酒の瓶を開けさせ、親方らの口に突っ込ませてあげたよ。

すると気が付いた親方達。
「・・・・今からかかるぞ・・・・おい、何処に作るんだ?」

そう言えば考えてなかったな・・・・
このおっさん専用工房、周り・・・・壁ぶち抜いて壁の向こうに新たな炉を?

うーんどうするか・・・・

「マスター、私にお任せくださいませんか?」
「あ、いいのかい?」

「何のための秘書ですか?この炉の付近に、もっと大きい、高温炉を設置できるよう取り計らいますわ。」
「おお!それと・・・・何でそのスタイル?」

今この秘書さん精霊は、黒いタイツに紺の上下のスカートのツーピースのスーツ、そして中は白いブライス・・・・細メガネ・・・・
で、尻のラインと、そこから出ている細い足が生々しくてね・・・・
いかん、ここでは・・・・

「う・・・・じゃあ・・・・その・・・・頼む・・・・素材は・・・どうしたら?」
「親方達に任せるとしてですね・・・・先ほどの魔道具と、オリハルコンにアマダンタイン、ヒヒイロカネに加え、今回はミスリルも配合しましょう。」

「炉の壁だよね?そんなに種類増やして問題ないの?」
「問題ございませんわ。親方は素材の声が聞こえるようですから。」
「そういうもんか?」

「そう言うものですわ?では・・・・親方に確認しますね。」
秘書さんは親方の元へ。
さて・・・・時間もあるし、一度城へ行くか。この剣渡さないとね。

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