45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第514話 おっさん、貴族の当主の真の存在意義を理解していなかったようです

おっさんゲートで戻ろうとしたら・・・・
マルスリーヌが何故かやってきて、
「旦那さま、少しこの娘達をお借りします。」
とか言って連れていかれた・・・・

「3人とも、おめでとうでいいのかしら?」

「「「はい!無事致しました!」」」

・・・・既にバレていた・・・・

「今後はシラカワ様の妻として、しっかり励んで頂きますので、そのつもりで。貴女方の親元には、こちらで連絡をしておきます。まあ、既にこちらに来ているのですけどね。」

へ?何それ怖い・・・・

「ついに私以外のメイドを解禁ですか・・・・今後の貴女方のお務めは、第二第三の貴女方の見極めとなります。貴女方に関しては、私を含めウェンディ様やわたくしの姉、リュシエンヌ様の人選があったのですが、今後その役目を担っていただきます。」
何やら変な事を言ってるな。しかもこの3人はてっきりリュシエンヌの侍女かと思ってたよ・・・・メイドさんだったのか・・・・

「「「かしこまりました!」」」

・・・・もしかして、最初から外堀が埋められていた?

そんな事をマルスリーヌが3人の娘さんと話していると、リュシエンヌが見慣れぬ男性を引き連れやって来た。あ、いや・・・・見た事あるな・・・・3人全員子爵だな。

「「「ありがとうございます!」」」

いきなり礼をされた・・・・
「・・・・いつから?」
おっさんリュシエンヌに聞いたよ。

「今後シラカワ領の発展に、シラカワ様の御子の存在が欠かせませんが、私達が産む子の数には限度が・・・・残念ながら若くはありませんので。なので、こうした若い、身元のはっきりしている、見目麗しい、更には才能のある女性に励んで頂く事となりました。まずはその一環として今回のダンジョン攻略の時間を利用させていただきました。この間にしっかり人選をし、本人の意思を確認し、どうやったらシラカワ様を攻略できるか・・・・実際運がいいですね。今まで諦めてしまった女性の数を考えますと・・・・」

・・・・何この流れ?おっさんの意思は関係ないのですか?

「幸いにして、旦那さまの主だった家臣は既に嫁を頂いておりますゆえ、今後の・・・・わかりますよね?」

・・・おっさんは震えたよ・・・・

おっさん、未だ貴族を理解していなかったと、この時感じた・・・・

おっさん、これ以上此処に留まるのは危険と判断し、ダンジョンへ急いで戻ったよ・・・・

・・・・
・・・
・・


そして・・・何故かおっさんの妻が、おっさんの後を追ってやってきた。

あ・・・・折角ダンジョンに逃げ・・・ゲフンゲフン、ダンジョンの調査に戻ったと思ったのに・・・・

で、91層、またもや・・・・メロン、そして・・・・ヘチマ?
ここにきてヘチマ?
何でと思ったけど、ヘチマ水って美容に・・・・肌にいいんだよね・・・・

鑑定でも、そう言った肌のお手入れに使う化粧水?の原料となってるんだよ。

女性陣、採取スキルもちも多数現れ、最後の勤めと言わんばかりの勢いで狩り尽くしていったよ。
時々妙な視線を感じるのは、感じなかった事にしておこう・・・・

男性陣は・・・どうやら次の階層に向かったようだ。


          

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