45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第497話 カトリーンとの語らい

あれ?そう言えば勇者パーティって今まで何してたんだっけ?

「なあカトリーン・・・・ヨーリス君たち、何してたんだっけ?」

「主よ・・・・時々思うのじゃが・・・・覚えておらぬのかえ?」
「ああ・・・忘れっぽいのかな?」

うーん・・・・おっさん何か・・・おかしいのか?
え?今更だって?

「まあよいのじゃ・・・・我もそうじゃが、ミロスラーフを調べておるのじゃ。勇者パーティはその他に行方知れずとなったクサーヴァーと言うたかのう?元勇者パーティのメンバーじゃが・・・魔王襲来あたりから行方知れずでな、2人の関連も分からんままで、調べておるらしい。」

・・・・そう言えばいたね、ミロスラーフ。おっさんが一度日本に戻ってから、一度も姿を・・・・というか一切おっさんに関与してきてないよね?あんなにしつこかったのに?

「それと共に、シュラハト連邦も探っておった様じゃの?というかシュラハト連邦で調べておったと言うべきかの?ナターリヤ殿も何やら探し物があったようでの、そのついでにかどうかは分からぬのじゃが、ミロスラーフを調べておったようじゃな。」

「・・・・うーん・・・・よく分からないけど・・・確かに何年も音沙汰が無いね。どうしたんだ?まさか死んだ?」

「あ奴らがそう簡単に死ぬようには思えんがのう?それにあの魔王とやらは、何者かにそそのかされた節があるのじゃ。」

あ・・・・その辺りおっさん知らないんだよね?バックアップ取ってから、復活するまでの記憶がないからね。何せ気が付いたら目の前に魔王とやらがいて、おっさんの大事な書斎を破壊しまくってくれてたからね。

「取り敢えず皇帝も主も、ダンジョンに掛かりっきりになっておるようだしの、まあさほど急ぎの報告でもなし、折角故ダンジョンの下層を見てみようかと思うてな。間におうてよかったわ。」

どうやらカトリーン自体は、フリー?だったみたいで、一度他のメンバーを引き連れ、このダンジョンにやって来たんだけど、すぐに帰ったんだよな、確か。
その後は・・・・そうか、色々してくれてたんだな。

「すまんなカトリーン、いつも面倒事を押しつける格好になってしまって。」

「そんな事は気にせずとも好いのじゃ。我はただ、主と共に歩みを・・・・そうじゃ、もし主が・・・・不老になっておるのなら・・・・我もずっと付き合いをしたいゆえ、そのようにしてほしいのじゃ!」

・・・・あれ?気が付いていた?でも・・・・カトリーンも、もう不老・・・・だよな?珠を使ってから関係もった妻’Sって・・・・歳とれないんだよな?

「それはもう・・・手遅れだと思うぞ?もう既にカトリーンも・・・・おっさんと同じ時を歩むようになってしまってると思うんだけど。」

「そうなのかえ?ならよいのじゃが・・・・何せ我は人と違い、老いにくくてな・・・・わからなかったのじゃ!」

何やらうれしそうだな・・・

「じゃあダンジョンをサクッと攻略しようぞ!」

あ!行ってしまった・・・・
おっさん何か忘れてるっぽかったけど、思い出せないままカトリーンを追いかける形で、戻ったよ。


          

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