45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第420話 ヘルメットを解呪?

「それは・・・・申し訳ありません・・ですが・・・・」

「ですがも何もあったもんじゃないよ!勝手な行動は、仲間の身も危険にさらすんだ!」

「重ね重ね申し訳ありません・・・・ですが!ここは我が儘を押し通させてもらいます!」

そう言いつつリューク君は、デュラハン???のヘルメットに手をかけ・・・・持ち上げる?
すると・・・・ヘルメットは外れ・・・・そこには、エルヴィーラによく似た、若い女性の頭部が・・・・

だが、目が死んでいるかのように、生気がまるでない。

アルフォンシーナが近付くので、おっさんはアルフォンシーナの傍に行き、様子を見守る。

で、何故かヘルメットに解呪を開始するアルフォンシーナ。

暫くして・・・・終ったようだ。
アルフォンシーナがふらついたので、おっさんが支える。

「申し訳ありません・・・・ですが、まだ鎧の方が・・・・」

ヘルメットを解呪し終わった途端、デュラハン???だった・・・・エリザヴェータだっけ?の動きは完全に止まり・・・・

その場に寝かせられ・・・・と思ったら、ご丁寧にリューク君は、ベッドを取り出して、そこに寝かせてるよ・・・・

クィンシー達は、拘束を解き、リューク君とエルヴィーラが一生懸命鎧を脱がせていく。

暫らくして、鎧はすべて脱げ・・・・そこには若い一人の女性がぐったりと横たわっていた。

「エリザヴェータ・・・・やっと会えた・・・・」

リューク君はそう言って・・・・皇帝に突き飛ばされた・・・・って何しとるんじゃあ皇帝は!

「お・・・・おおお!我が妹・・・・エリザヴェータ・・・・ううぉおおお!!!」

まあ放っておこう・・・・それよりアルフォンシーナだ・・・・

フラフラなのに、解呪をしている。

鎧の方は存外簡単に終わり、今度は女性の方へ。

暫くかかったが・・・・終わったようだ。

「解呪できたと・・・・・思います・・・・」

ぐったりするアルフォンシーナ。

もうアルフォンシーナはここに留まる理由が無い。

おっさんはゲートを出し、ウェンディに頼み、先に館に向かってもらい、医務室の準備をしてもらう。
プレジール城でもいいんだけどね・・・・兎に角一番設備の整ってる場所がいい。

それと、城へのゲートを出し、クィンシーにひとっ走りしてもらい、何とか救出できたと連絡をしに行ってもらう。

そして・・・・

「エリザヴェータ・・・・エリザヴェータ・・・・!!!!」

「エリザヴェータ・・・・ごめんね、遅くなって・・・・」

「お姉さまあ!憧れのエリザヴェータ姉さま・・・・」

皇帝とリューク君とエルヴィーラは、3人して泣いていた・・・・

はあ・・・これで任務完了?さっさと戻ろう・・・・

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