45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第398話 アフェールのシラカワ商会の責任者、エノーラからも催促が

オリアーナが来ていたから、まさかと思ったけど・・・・

商人は、情報が命とは言うけど、翌日、エノーラがやって来た。

彼女はアフェールの店の責任者。

もう殆どおっさん行ってなく、彼女に任せっきり。と言うかもはや彼女の店?

「白河様、どうにかして下さい!」

え?もしかして独り身が寂しくなっちゃった?彼女、きれいな顔してるんだけど、未だ独身。
絶対モテるはずなんだけどな・・・・

「違いますからね?」

あれ?心の声が漏れてた?

「駄々洩れです、もはや垂れ流しですから!」

うわ・・・マジっすか・・・・

「まあ冗談は置いといてだね・・・・」

「私の独身が冗談ですかそうですか・・・・」

「すいません美人がそんな顔するとある意味怖いんで止めて下さい。」

兎に角謝った。

「まさかと思うけど、黒い装備品?」

「ええ!もう店に問い合わせが凄くて。急いで用意して下さいね。」

「まじっすか・・・・?何であんな遠い国の出来事が、ここまで知れ渡るんだよ!」

「生粋の商人の情報網、舐めちゃあいけませんよ?」

「なめないよ?エノーラの顔なら舐めてもいいけど?」

「そう言う冗談は、いい歳してるんですから止めて下さい!」

「その・・・・場を和まそうかと・・・・」

「白河様が侯爵でなければ、セクハラで訴えてますね!」

「侯爵ならいいんだ?」

「・・・・勿論です・・・・もしこの身体を差し出せと言われたら・・・・」

「言われたら?」

「もちろん・・・・」

「もちろん・・・・?」

「差し出しませんよ?」

ずこっ!
おっさん思わずずっこけた。いや、別に彼女は・・・魅力的だが、抱こうとかそんなんじゃないんだ。ただちょっとやり取りがね、面白かったんだよ。

「商売が面白いですから、私は一生独身ですから!ああ、それに・・・・機能性下着、用意して下さい!できますよね?」

「はい・・・・」


あ、そうそう、シラカワ商会、シラカワ領でしか扱っていない商品があって、各支店からゲートでやって来る客は、ゲート代を払ってくるんだよ。

勿論、気に入った商品が無ければ払わなくていいんだけど。だけどまあ、間違いなく爆買いしていくんだよ。

「エノーラ、困ったな・・・・機能性下着は、作れる人がめっちゃ限定するんだよな・・・・」

「創造と付与のスキルですか?」

「ああ・・・・ぶっちゃけおっさんだけ。あ、カトリーンもできるのか?スキル譲渡してるから。」

・・・・何かエノーラが言いたげだ・・・・

あ、今よからぬ事を考えてるね?

「では、カトリーン様に作っていただくか、白河様に作っていただくか、もしくは誰か別の人にスキルを譲渡し、その方に作成してもらって下さい!それとも・・・・私と関係し、子を成し、その子にいずれ譲渡して下さるなら、この身を提供いたしますが?」

随分ぐいぐい押してくるじゃないか?

「最近忘れられているからじゃないですからね!」
おふう・・・・忘れては・・・・無かったよ?

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