45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第370話 此処は何処だ?またあの残念な汚娘の所か?

こうしておっさん、医務室に運ばれちゃったよ。

・・・・
・・・
・・


・・・・・・・ここは何処だ?何だか体がふわふわしてるんだけど?

”・・・・・ちょっと聞いてる?何であんたまたここに来てるのよ!”
・・・・誰?・・・・・あーいつかの汚娘か!

”えっと・・・・何でって言われても、何で?というかここ何処?”
おっさん聞き返したら
”まあいいわ。どうせ答えられないんでしょうし。それより、私が渡したあの珠、なんて事に使ってるのよ!バレたら怒られるじゃない!”
?何の事だ?あ、あの珠か?そういえばスキルのバックアップに使ったっけ?

”えっとスキルのバックアップに使ったんだけど?”
おっさんがそう言うと
”何言ってるのよ!どうやったか知らないけど、女神の力を勝手に引き出したでしょ!”
何言ってるんだ?女神って何だ?おっさん神なんて信仰してないぞ?仏教徒だし。
神なんて仏を守護するもんだって勉強したし・・・・
”本来女神の加護を与えられた勇者たちしか蘇生できないのよ!正確には魔王が死ぬまで死ねないんだけど。それなのに・・・・・はあ、まあいいわ。あの糞魔王をどうやったか知らないけど倒してくれたから赦してあげるわよ。”

うーん、勝手に赦されちゃったよ。何に赦されたんだか・・・・
”なあ、あんた誰なんだ?”

”私?私は・・・・あ、それよりも、そろそろ戻った方がいいわよ?あんまりここに長くいると、元の世界に戻れなくなるわよ?”

うん?元の世界って・・・?もしかしていよいよ日本から召喚された時と同じ状態になってる?いつの間に?
”どうやって戻るんだよ?”

”・・・・大丈夫です。もう少ししたら勝手に戻るでしょう。それよりもありがとうございました、異界の勇者様。今回でどうやら魔王は完全に死んだようです。もう復活はないでしょう。これも貴方のおかげです。それに・・・・今まで多くの犠牲を出してしまった異界の方々に謝罪いたします。貴方・貴女方の尊い犠牲のおかげをもって、魔王を討つ事ができました。今は亡き大地神に代わり感謝いたします。女神の加護があらん事を・・・・”

何急に雰囲気変わってるんだ?服装やら表情までかわってるやん・・・まあ元は美人みたいだし、残念な格好してなかったらいい女になったのにって思ってたからなあ。
そんな事を思ってると、何かに引っ張られるような感覚があり、そこに意識が吸い込まれちゃったよ。おーいあんた名前なんていうの・・・・

・・・・
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気が付いたら寝てたよ。
何してたんだっけ?

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