45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第327話 メーネアとの再会

久しぶりにやってきましたインダルチャンス王国。

あ、いかん、出かける前にちゃんとトイレに行ってきたのに。急にしたくなってきちゃったよ。
やべー野ぐそか?

あ、戻ればいいんだ。


何故かインダルチャンス王国へゲートで向かった直後、急にトイレに行きたくなったおっさん。
急いでゲートで館に戻って用を足す。
はーすっきり。
一応▼露丸飲んどくか。
昔からおっさん腹下したらあのくっさい奴飲んでて、でもすごく効くからさ。


さて、出直しだ。

・・・・
・・・
・・


再びインダルチャンス王国へ・・・・
今度は大丈夫。
ここはインダルチャンス王国の城の近くの森の中。
誰も入ってこないような場所に、ひっそりとゲート部屋作っといたんだよね。
で、ここからは異世界売買で購入したマウンテンバイクでお城まで。
本当は城にいきなり行ってもいいんだけど、ミロスラーフの手紙の事もあって、念の為に。

久しぶりに漕ぐ自転車。ただ、スキルのせいで身体能力の上がってるおっさん。日本にいた時と違い恐ろしい速さで進んでいく。
めっちゃこえー!

10分ぐらい漕ぐとあっという間に城の入り口に。

マウンテンバイクを収納カバンへ仕舞って入場しようとしたんだけど、門を守る兵士に止められたよ。まあ当たり前か。
「何者だ!」
「おっさんだ!」
「何しに来た!」
「妻と子供に会いに。」
・・・・
・・・・

しばらく無言になる兵士。
「もう一度聞く。何者だ?」
「さっき言ったよね?おっさん妻と子供に会いに来たんだよ。さあ、通してくれよ!」
「じゃあ名乗れよおい!」
「白河小次郎だよ。メーネアに久しぶりに会いたいんだけど、通して。」
「な!メーネア女王様を呼び捨てとは!何者だ!」
「メーネアはおっさんの妻。旦那が会いに来たんだから会わせてよ。」
するともう1人の兵士が
「あ、もしかしてセアリアス帝国のシラカワ侯爵ですか?」
「お、君はよく判ったねえ。その通りだよ。面倒だけど正面から来たんだよ。さあ中に入れてよ。あ、何度か城内に入った事あるから案内はいらないよ。」

「しょ・・・・少々お待ちください・・・・おい、聞いてくるから暫く待っていてもらって。」
「おい、こいつの言う事真に受けるのか?」
「もし本当ならえらい事になるぞ!」

そう言ってもう1人は消えてったよ。

「あんたマジモンでメーネア女王様の旦那さま?」
「そうだよ。久しぶりに会いに来たんだよ。まあ、直接ゲートで来てもよかったんだけどさあ、こうやって正面から来るのも色々街を見たりできるからいいんだよね。」

・・・・・・・・
あ、反応がない。まあ暫く待つか・・・・

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