45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第244話 結界を探ってみる

おっさんさ早速ドローンを飛ばしてみる事に。
モニターで映像をチェックしつつ、ドローンは順調に進んでいく。
ちょっと高さをあげて、上からのチェック。
うーん、普通に森と道しかないけどなあ・・・・。
それに、結界?どんなもんか知らんけど、特におかしなことも無くドローンは進んでく。
念の為10分ほど飛ばした後、こっちに戻ってもらったよ。
そして無事帰還。
うーん、上からの撮影、特に周りに人がいる映像はなかったっポイけどねえ。
17インチのノートをモニター代わりにしてたから、みんなで見てたんだけどね。
「なあ、この映像を見る限り何もないけど、どうする?」
「ここで連絡が途絶えたからと言って、すぐ近くにいるとは限らんだろう?」
「そうよ!それに、結界はもう少し先ね!ギリギリの所まで行ってみたらと思うわ!」
ナターリヤとウェンディが意見を言う。
「そうだなあ?ウェンディ、結界のギリギリって見極められる?」
「何となくはわかるけど・・・・そちらのエルフさんの方が分かるんじゃない?」
「私達ならこの結界ならわかる。」
「じゃあーちょっと進んでー結界の所まで行ってみる?」
「そうしようか・・・・一応、危険がないよう、結界の中には入らないよう案内頼むよ、ファート、サージュ。そして、みんな警戒は頼むよ。」

そして進む一行。
どうやらドローンは結界に到達していなかったみたいで、一時間ほど歩いたところでファートとサージュが止まるように言ってきたよ。
「ここに結界がある。」
「結界と言ってもー、普通に通れるわねえ。ちょっと待っててねー。今調べてみるから・・・・えっと・・・」

何やら2人して調べ始めてね。
暫く待ってると・・・・
「2つの結界が展開されてる。」
「2つ同時は少し厄介ねえ。一つはねえ、方向感覚が無くなっちゃうやつね。今自分達がどこにいるのかわからなくなっちゃうやつ。森とかに入りこんじゃったら、迷って出れなくなっちゃうわねえ。もうひとつがねえ、徐々に体力、精神力が奪われちゃうのね。本当に分からないほどだけれど、気が付けば気力がなくなって、動く体力もなくなっちゃうのー。」
「よくわからないけど、迷子になった挙句、脱出する力もなくなっちゃうってやつ?」
「シラカワさん、これね、厄介だよ!この結界私でもわかるけど、結構厄介だよ!」
「何が厄介なんだい?」
「結界を無力化するには強力なんだよ!私じゃあ解除は無理かな?」
「おっさん知識がないからなあ・・・・」
「妾でもここに結界があるのが分かるぞえ。何やら触ると不快な気持ちになるようじゃのう?」

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