45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第200話 逃げ去る誰かと、脱ぎすぎニーナ

「いや、おっさんここに用事があってきたんだけど。今から責任者と店の店長も来るしね・・・・」
「そんなの関係ありません!出てって!」
「おや?ちょっとそのブラの脇、もう少し生地を多めにしたほうが良いかな?そうしたら長時間胸の動きが安定するよ、きっと。」

「え、え?ええご意見ありがとう・・・・ですが、今は、出て行ってもらえると嬉しいんですが。」
「あ、ああ、もしかして恥ずかしかった?ちょっと待ってね。」
おっさんそう言ってバスタオルを取り出して、この娘さんに近付いて渡そうとしたんだけどね。
「こ、こないで!きゃー」
あ、おっさんの脇を通り過ぎて・・・・一応バスタオルを奪うように取って・・・・下着のまま出て行こうとして・・・・ドアの前で取り敢えずバスタオルを身体に巻いて、「この、変態!」
とか言いながら出て行っちゃったよ。
あーなんか誤解与えちゃったかな・・・・

で、入れ違うかのように、ニーナがやってきてね・・・・
「シラカワさま?今誰かが叫びながら出ていきましたけど、何かありました?」
「いや・・・ちょっとね・・・・」

「まさか、シラカワさまに体・・・下着を見てもらって、しかも二人っきりのこのチャンスをものにしなかったのですか?今の娘さんは?」
ナニヲイッテルノカナコノジョセイハ
「何か初めて見る顔だったけど、もしかしておっさんの事知らなかった?」
あ、後ろにいるのは責任者だな。
「申し訳ありませんシラカワさま。あの娘は最近こちらに配属されたのですが、何分隣の国から来たので、シラカワさまの事を知らなかったようですね。まさかこの工房でシラカワさまを知らない娘がいるとは私も考えていませんでしたので・・・・申し訳ございません、失念してました。」
「まあいいよ。で、今からニーナのフィッティングというか今着用している下着のフィット感とかを検証するから、全員にいてほしかったけど、さっきの娘さんは難しそうだね・・・・」
「重ね重ね申し訳ございません。あの娘、試作の力量はかなりあるようで、わずかな間に先ほど着用していた下着を作り上げたんです。」
「ああ、パッと見中々よさそうだったよ。ショーツは修正の必要はなさそうだね。ブラの方は、脇の布をあと少し多めにしたらよさげな感じだったよ。」
「ありがとうございます。で、ニーナさまの下着に何か問題が?」
「ああ、ニーナによるとね、最初はいいけど、長時間着用していると胸に違和感が出るみたいでね。直接見てほしいらしいんだよ。」
「あらやだそういう事でしたら私たちは暫く離れております。」
「あー君たちに見てもらう条件で今からするから!ここにいて!」
どうにもこうにも、どうなってるの変な気遣いしちゃって。
で、早速、ニーナが服を脱ぎはじめてね。あ、おっさん心の準備が・・・・
流石ニーナ、言い脱ぎっぷりでね。あ、今回は上だけで・・・・
「ストップニーナ!上だけ、上だけだから!」
「えっ?そうなのですか?もう脱いでしまいましたよ?」
あかん、確信犯や・・・・

「45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く