45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第152話 おっさん、収納カバンを改造する

気が付けば、妻が3人増えてたよ・・・・
全員顔良し、スタイル良しだからいいけど、これでおっさんの好みから大きく外れてたらどうすんのよ・・・・しかも公爵の娘とか、断れんだろう、普通・・・・

そしてその情報は、トレイナー商会によって素早く、津々浦々広がっていったそうな。
日本じゃあ不倫が、とか言いそうだけど、この異世界じゃそんな事も無く、むしろ貴族なら当たり前じゃね?てな感覚。
そして、おっさんの奥様方は3人を歓迎しててね。
特にマルスリーヌはメイドの鏡みたいな人だからね、違う意味合いで歓迎されてたよ。
うう、普通の町娘とかいないよ・・・・人外もいるし。
まあ、仲が良いのはいい事だよね。

この間2週間ぐらいかかっちゃったんだけどね、その間おっさん一生懸命収納カバンの改造を試みてね。何とか成功したよ。
その間に随分失敗してね。
何故か収納カバン(劣化版)が出来ちゃってね。
こちらは重量制限あるものの、以前の劣化版の収納カバンと同じで普通にアイテムの出し入れできるから、店で売り出す事にしてね。金貨500枚で10個ほどあったけど、あっという間に売れちゃったよ。劣化版なんだけどな・・・・。

中には危ないものも出来ちゃってね、中に入れたアイテムが行方不明になるやつとか、入れたはいいけど、取り出せなくなっちゃったやつとか。こういうのは処分したよ。悪用されても困るから、燃やしたよ。
そうこうしているうちに、ようやくできてね。
一応偽装もできて、表示名は普通に”収納カバン”でね。スキル表示も同じなんだけどね、中身はと言うと、普通に出し入れできるうえに、ペアになっているカバンからも出し入れできるというやつでね。
これは便利!なんだけど、万が一があると困るからね、これは売り物にはしないんだよね。
しかもペアになってる方から出し入れしても片方のカバンの方からは気が付かなくってね。
理想的なのができちゃったよ。

このカバンを作る時にね、ゲートの派生と言うべきなのか、小さなアイテムを送る事が出来るやつ。しかも複数の同じゲートとリンクもできてね。小さなアイテムって言ってもせいぜい手紙とかなんだけど。
このカバンに、表示プレートくっつけたら、表示プレートで指示したところに届くんだよ!
おお!すげーって思ったね。
しかもほとんど魔力消費しなくてね。
以前複数の行先を行き来できる改良双方向ゲートを作った時は対象が人間と大きすぎたのか、魔力の消費が激しすぎて実用的じゃなかったけど、これはかなり使えると感じたね!
情報伝達の手段として、すごく便利だよ。
表示プレートで受け取り拒否もできるから、変なものを送りつけられずに済むしね。
オリアーナに見てもらったら、やはりというのか、情報伝達の手段はあまりいいものがなくって、のろしで知らせるか、鳥に運ばせるか、人力で届けるか、もしくはドラゴンのような騎乗できる魔獣とかに運ばせるか、兎に角運ばせるのがほとんどでね。
これなら皇帝に報告して、普及させれるんじゃないかって事になってね。
ただ、悪用もされるから慎重に対応しないといけないってね。
まあ、こちらはもう少し煮詰めてかな。

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