45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第88話 解放 

「よし、待ってな。今開放するから。」

「信じられない・・・・」

よし、外れたぞ!念の為カバンに入れとこう。

「外れたよ。今は・・・・大塚さんだっけ?もう奴隷じゃないから。どうする、おっさんと一緒にここから出るかい?」

「出られるの?」

「勿論さ。おっさん、逃げ延びてからここで生き延びるすべを学んでね。リベンジする力を何とか身に着けたから助けに来れたんだよ。」

「あ・・・ありがとう・・・・」

「あ、ちょっと待って。その・・・・ブラのサイズ教えてくれない?用意できるから。」

「・・・・変態?」

「違うよ!ちなみに間に合わせで服も出すから!」

「・・・・75のCよ・・・・」

「ちょっと待ってて・・・・よし。」



おっさん、下着のセットと、とりあえず動きやすいジャージと、肌着のサイズが分からないから、SとMを。

「え?どうして持ってるの?とにかく借りるわね。贅沢は言わないけど、どうしてジャージなの?」

「うん、兎に角動きやすい服にしてほしかったから。あ、今からこの2人も開放するんだけど、サイズは・・・・本人に聞いても答えられなさそうだよね。とりあえずメジャー出すから測ってあげて?」


そう言っておっさん、大塚さんにメジャーを渡し、首輪の開放をしていったよ。

取り敢えず寸法が分かりにくそうだったから、スポーツブラとショーツのセットと、やっぱり肌着とジャージとそれぞれ購入。大塚さんに着せてもらう事に。

で、おっさん十六夜たちの所に。

「十六夜、この2人も開放するよ?」

「ご主人さま、お願いします。」

「この方がお姉さまのご主人さま・・・・」

いいんだけどね、裸なのを自覚してね、えっと月女と紅渚って言ったっけ?

あかん、おじさんの好物の体形や。一人はちょっと若いけど・・・・

暫くして、2人とも解放したよ。勿論、全員の首輪を回収したけどね。

で、やっぱり服を用意してあげてね。

あー大塚さんもそうだけど、美女は何を着ても違和感ないよなあ。



「ご主人さま、ありがとうございます!このご恩は決して忘れず、この身をもってお礼をいたします。いえ、致したいです。」

うーん、何か変だよ、その言い方。

「私も!ありがとう!お礼にこの身をささげるわ!」

いやいやそこまでしなくていいからね!

「月女さま?私もささげたほうが良い?」

「あなたも捧げたい?」

「いいんですか?」

ちょっと何嬉しそうにそんな話してるんだよ?色々おかしいからね。



まあ、いつまでもここにいるのもなんだし、移動しようか?

「悪いけど、あの2人を4人で頼むよ。」

そう言って自力で歩く気力もなくなってる2人を、それぞれ両脇を抱えてもらい連れ出したんだよ。



元の場所に戻ると・・・・

ファートとサージュが無双してたよ。あ、カトリーンもね。残念ながらこの城にドラゴンに対応できる人材はいなかったようでね。全員縛ってたよ、2人が。

若干可笑しな縛り方をされてる人もいたけどね。


さて、どうしようか・・・・

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