45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第4話 怪しすぎ、インダルチャンス王国

「我が名はフーリッシュ・フォン・ストゥール、この国で宰相を務めておる」

・・・・おいおい、ようこそとか言っときながら、次は上から目線で自己紹介か?

「そなた等を召喚したのは他でもない、我が国の国王であらせられるガーベージ3世陛下の要請により、我が国が誇る魔術師どもに行わせたのである」

・・・・召喚とか言っちゃってるよ、このデブ。それに名前・・・・

「陛下がそなたらにもったいなくも直接お声をかけて下さるのだ!こんな名誉な事は平民であれば末代までの栄誉である」

・・・・おいおい、何かこいつら急に片膝ついて頭を伏せたぞ?頭を下げた相手ってのがあの壇上にふんぞり返ってるおっさんか?
どうやら少し離れた場所に・・・50代?ぐらいの偉そうにしているおっさんと、感じの悪そうな30代?ぐらいの女がいるな。国王とか呼ばれちゃってるやつとその后か?

「・・・・・予がインダルチャンス王国の国王である。後の事はこの者達からきくがよい」

・・・・なんやあのおっさん、しゃべり終わったと思たら隣の女とヘラヘラして。怪しすぎ・・・・近くにいる若いのにうなずいてるけど、あれは息子か何かか?中学生か高校生ぐらいやな・・・・あ。1人20代後半ぐらい?の・・・・物凄い美女が居る・・・・もの悲しそうな顔をしている・・・他のやつとは対照的な・・・・?


「それではこれよりはスキル担当大臣のライヤーより説明がある。そなたらも今の状況が知りたいであろう。ライヤー大臣、あとは任す」

・・・・デブがまた変なこと言ったぞ。スキル担当大臣って?

「はっ!宰相閣下、お任せください。」

・・・・どうでもいいけど、俺たちずっとこのまま?いい加減トイレに行きたいし、椅子とかに座らせてくれないの?石の床は冷たくて硬くて嫌なんだけど?

          

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