え?ボクが英雄?

よっしい

第116話 再び学院生活

襲撃事件があってから、学院は色々変わったらしく、
残念な事に、ダンジョンでの試験は原則行われないようになったみたい。

だけど、完全に冒険者を排除した場合のみ、出来るみたい。

学院は多くの王族が学ぶから、悲しい事件の後は仕方がない・・・のかな?

僕は上級生になったから、より魔法について学んでいった。

フィンは流石と言うか、学院の代表になって、色々しているみたい。

これだけは僕は関わるなと命令されちゃった。

なんでかな?


・・・・
・・・
・・



そして気が付けば・・・・いよいよフィンが卒業する・・・え?もうそんなに時間が?


「一年殆ど会えないけれど、僕は、割り切って、帝王学をしっかり学んでくる。3男だったから、まさか僕がっていうのかな?だからそういうのは学ばなかったんだ。」

「よく分からないけど、しっかり学んで、よい王様になれるように努力して下さい。」

「誰に対しての良いかは分からないけれど・・・・努力する。」

そう言うフィンは、何か決意があるのか、しっかりとした意思を感じるね。

「そうだね、じゃあ僕に対して、ではどう?赤の他人じゃあ実感わかないだろうけど、僕なら?」

僕がそう言うと、驚くフィン。

「・・・・なるほど・・・・そういう考えもあるか。これはますます学ばないとね。ヘルトルーデの理解が得られないと意味がないからね。」

何の意味かは分からないけど・・・・まあ、庶民を食い物にしたり、人扱いしていなかったり・・・・みたいのじゃなければまずは良いよ。

王族と言うのは・・・・何代も続いているなら猶更だけど、庶民の感覚とはかけ離れた生活を送ってるから、庶民の事が分からない事がままあるようで。

フィンにはそんな愚王にはなってほしくない・・・・


そして、フィンが卒業し、僕達が最上級生になった。


そうは言っても僕は特に変わらず、しっかりと学んだんだ。


そして、僕はフェンに色々教えるのが楽しくて。

「ねえこれはどうやるの?」

「頭でイメージを作るんだよ?」


「よく分からないや。」

だけどフェンは今でもすごいよ?

魔法も無意識に使えるみたい。

でもまあ、フェンは・・・・時々もふもふしたいから、もふらせてね?

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