え?ボクが英雄?

よっしい

第105話 このままダンジョンを攻略しちゃいました。

「よしフェン、このままダンジョンを攻略しちゃおう!」

「いいよ!でももう最後のボス部屋近いよね?」

え?そうなの?折角やる気出たのに、残念。


結局今僕達がいるこの休憩所は、このダンジョン最後の休憩所だったみたい。

何故ここに僕達がいるのかは、分からないけれどね。

道中何かよく分からないけれど、鉱物?を手に入れたんだ。
僕はその知識がないからね。あ、でも鑑定?使えばわかるのかな?

金剛石?

はて?何だったかな?

【ダイヤモンドという宝石ですよ?】

え?今の何かな?

誰か不思議な声が聞こえたみたいだけど、気のせいかな?

ダイヤモンド?これが?

折角だから沢山収納して。

これどう使うのかな?

そして、ボス部屋の前には何だか飛んで襲ってくる魔物が。でもフェンが

「邪魔しないで!」

あっという間に全滅してた。フェンは相変わらずすごいよね。

そして、いよいよ・・・・うん、いつもと違うね、このお部屋は。

「またお肉食べれるかな?」

「きっとまたドラゴンでしょ?ステーキ作って・・・・焼いてあげるよ?」

「やったあ!頑張る!」

・・・・
・・・
・・



そしてあっさりドラゴンさんは全滅。凄い数だったようだけど。

「肉がいっぱいだよ!凄いよマスター!」

「フェン、涎が・・・・せっかくお風呂入ったのに、台無しじゃないか!」

僕はだらしなく垂れてる涎を拭いてあげ、ドロップ品をどんどん回収して、ついでにちょっとだけ焼いてあげたんだ。


「・・・・うううう!すごくおいしいよ!ありがとうマスター!」

僕はお野菜も食べたかったから、その前に収穫したお豆をいただいてるんだ・・・

部屋を出るとお豆の階層でね。

次は蚕さんがいました。

糸をつむげばシルクができるとか。

大人になればドレスとか・・・・無理?

そして、金剛石。

あ、そうそう、このお豆美味しいんだよ?

【枝豆美味しいよね?】

「おいしいね、お姉さん・・・ってお姉さん誰?」


女の人の声がしました。

無意識にしていると聞こえるのかな?

意識してると全く聞こえないんだ。


不思議と知っているようなそんなお声。

いつか会話ができればいいな?

「もう満足した?」

「うん!」

「じゃあ進もうか?」

すすむと・・・・他の階層と違う雰囲気です。

何か変だな?

「ねえマスター、ちょっと様子が変だよ?」

「そうだね。どうしようね?魔法陣あるからそれで戻ろうか?」

「そうだね!奥に進むのは駄目な気がするよ?」

フェンが言うのだから、間違いないよね?

僕達は欲張らずに、戻るべく魔法陣を踏みました。


          

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