え?ボクが英雄?

よっしい

第101話 帝国の・・・・皇帝の最後

「あ、ちょっと!待ってええ!」

・・・どうしましょう!もしかして皇帝と言うのは、本当はいい人で、周りの取り巻きがいけないかもしれないのですよ?
さらに言えば、洗脳等で、操られてるだけかも?

え?そもそも、もし洗脳されてるのなら、皇帝がそんな事になっちゃあいけないですって?

そうですよね・・・・仕方ないですよね?

そう思っていると、

「ヘルトルーデ、さっきの2人?はもう行ったのか?」

「ええ・・・あっという間に・・・皇帝の所へ向かったと思います。」

「大丈夫なのか?流石に何十万という兵がいるんだぞ?」

「ですが・・・・数ではどうにもならないと思いますよ?アングルボザさん、人間が止められると思いますか?」


「そう言われると・・・・無理だな、普通は。前もって対策を取っていれば可能かもしれないが・・・・あの巨人が、あの勢いで突き進んでいけば、あっという間に皇帝の所だろう。姿が見えたからと言って、対策がすぐにできる訳じゃないしな。」

ロキさんは、アングルボザさんの
後ろにくっついていきました。

いいのでしょうか、あんな感じで?

そう思ったのですが・・・・

「ねえ、お母さんがマスターにも来てほしいんだって?」

「えええ?どうやって?あのスピードに追い付ける足が無いですよ?」

「フェンの背に乗って?フェンなら追いつくよ?」

「え?・と・・・早すぎ・・・・・」

・・・・
・・・
・・




エッケシュヌ帝国本土


「駄目です!あのデカいのはS級と言われるアングルボザです!」

「何であんな化け物が此処に?海の向こうに住んでおると聞いているが?」

「将軍!全く歯が立ちません・・・・」

「だが・・・・ここを突破されると・・・・皇帝陛下が危ない・・・・」

「ですが・・・先に私達の命運が尽きます・・・」

「どうしてこうなった・・・・ここには50万もの兵がいたのだぞ・・・・」


「・・・・凄すぎます・・・・エッケシュヌ帝国の兵士が話になりません・・・・ありと人ですね、これでは・・・・」

「流石はお母さん!」

「怒らせたら、もうその国は終わりですね・・・・」

「さあ行くぞ!」

「は・・・はい!」

それにしてもこの・・・人?どうなってるのでしょうね?結構凄そうな剣ですら、アングルボザさんに、傷一つつける事ができません。

魔法も同じです。

魔法が殆ど効いてない感じです。

「みえたぞ!あれが皇帝のいる城だろう!」

流石と言うべきでしょうか?アングルボザさん、普通の人は極力死なさないようにしています。

軍事施設ばかり狙い撃ち。

「おお!見えたぞ見えたぞ!皇帝がこっちを見よる!ぅヒヒ!」

・・・・ロキさんのノリはよく分かりません。

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