え?ボクが英雄?

よっしい

第46話 ワワラドナ王国国立魔道学院

ワワラドナ王国国立魔道学院

ワワラドナ王国において、魔道の最高峰の教育機関であり、王族、貴族、富裕層の中で才のある子女が学ぶ。
例外は各ギルドから才能ある子供を推挙し、問題なければ晴れて学院生となれる、狭き門である。

一応一般採用として、試験があるが、よほどの才能が無ければ受からない。

なお、魔道においては多岐にわたり学べ、攻撃魔法から防御魔法、生活魔法や生産に係わる魔法等々、多岐にわたり指導を受けられる。

また、該当しない魔法の研究、新たな魔法の開発等も手掛けており、国の最重要機関の一つでもある。



えっと、なんだかすごい名前だよね?
ワワラドナ王国国立魔道学院?
想像できないや。

僕がそう思っていると、

「小さな英雄さんは、魔法を学ぶのはおいやかしら?」

「えっとその小さな英雄って何でしょう?前にも言われたのですけど。それと、僕アングルホザさんから学んでるから、他の人から学ぶ必要性を感じないんだけど?」

「あらあら、アングルホザさん?あのSS級の?流石ですわね。素晴らしいです。ですが、私の見る限り、ヘルト卿はかなり効率の悪い魔法の発現をされているようですけど、もっと効率の良い魔法を使ってみたい気はありませんか?」

えっと、もしかしてどうしても行かなくちゃいけない流れ?

「行かないといけないなら行きますが、僕人の多い場所苦手だから、あまり人の多い場所へ行きたくないんです。」

「え?そうだったのですか?それは申し訳ない事をしちゃいましたね?ですが、ヘルト卿、人は一人では生きていけませんわよ?」

「フェンがいるから大丈夫だよ?」

うーんどう?

「流石はヘルト卿、手厳しい!」

ギルドマスターさん?が間に入ってくる。

「だが、ヘルト卿はまだ若い。人見知り、それもいいでしょう。それにその従魔でしたかな?一緒に居る、それも宜しいでしょう。ですが、どうか・・・・2年、2年だけでも学んでみませんか?またとない機会ですし、同世代の友人と知り合えるよい機会と思われるのですが。生徒の出自は補償いたします。先だっての愚かな冒険者のような輩はおりませぬ。」

えっと2年?2年ここを離れるの?そうは言っても別にここにこだわってる訳じゃないし。

そう思ってるとフェンが念話してくる。

《ねえマスター、王都へ行くの?美味しい食べ物ためてみたいなあ?》

《フェンはいつも食べ物の事ばかりだね!美味しい食べ物はあると思うよ?》

《じゃあ行こうよ!》

《ええ?行くの?》

あれ?フェンが乗り気。

あ、そうだ、ヘルト卿って止めてもらえないかな?それにそうだ、何で貴族なのか教えて貰ってない?

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