第10話　洞窟に向かってみる

洞窟に頻繁に現れる冒険者。

彼らがどこに行き、どこへ去るかを知る為に、洞窟に向かう事に。
先日拾ったカバンの中に明かりが入っていたので、暗い場所も安心だろう。
何とか皮の鎧を身に着け、ショートソードとダガー、弓を装備し、向かう。
やはり洞窟？に人が出入りしてる。

僕は見つからないように冒険者が洞窟に入ってから暫く時間をおいて、入ってみる事に。
中は比較的広く、そしていくつか分かれ道が。
迷うといけないので、分かれ道は全部右に曲がって移動する事に。
途中、魔物が・・・ゴブリン？がいたので、ショートソードで仕留めれた。
魔核を取り出すと、何故かすぐに魔物が消えていった。

何度か戦闘になったけど、全部倒せた。進むうちに、なにやら強い魔物が現れ、倒すとその先に階段があった。
そして、魔核以外は何も残さなかった魔物が初めて魔核以外を残した。
どうやら牙のようだった。
念の為持ち帰る。

そして階段を降りる。

暫らく進むと、何やら勢いよく走ってくる冒険者を見つけた。
見つからないように隠れると、冒険者を追って魔物がやはり走ってた。
どうやら怪我をして逃げてるみたいだった。

僕は魔物の気配が無くなったのを確認し、冒険者がやってきた方に向かう。
暫らく進むと、１人倒れていて、魔物が・・・・冒険者に覆いかぶさってた。
僕は弓で狙って、仕留めた。
魔物の魔核を取り出すと、消えてく。
そして、冒険者を見ると・・・・死んでいた。
女性だった。
服を破られ、股からは血が流れていた。
胸も露出してた。
血まみれになっていた死体・・・・男性なら興奮し、女性なら・・・・同性としてショックになるのかな。で、僕は、そこは死んだらこうなるんだな、と冷めた目で見てる自分が居て驚いた。

そして、女性冒険者の成れの果てを・・・・装備を頂いておこうと思い、指輪をしていたので、これを外し、何やら宝石？の付いた棒があったので、これを持って帰る事に。

カバンと、服も剥ぎ取り持ってくことに。
と言っても破れてるうえに血まみれだから、役にたつかは分からないけど。

服をカバンに入れてたら、とんでもない事が起こった。
その女性の死体が、地面に吸い込まれていって、消えちゃった・・・・え・・・・？
そう言えば魔物も消えてたけど、まさか人も？
僕はこの場を去る事にした。

そして・・・・先ほど逃げてた冒険者が目の前にいた。
死体で。
魔物に追いつかれ、殺されたみたい。
未だこちらに気が付いてないようなので、弓を放つ。
ギャーと声を出す魔物。
こちらを振り向くけど、矢が刺さった痛みで上手く動けないみたいなので、ショートソードを構え突進。
心臓を一突き、魔物は死んだ。

魔核を取り出すと、消えていった。
そして・・・・使えそうな装備、アイテムを回収。
裸にして放置すると、暫くして消えていった。
とんでもない場所だ・・・・

誰にも見つからように用心しながら、洞窟を後にした。