え?ボクが英雄?
第9話 家が完成したので
木と粘土の家が完成した。時間かかったけど。それに素人が作ったにしてはいい感じだよね?
まあこれも父が作ってるのを見て覚えたんだけど。
この間に何をしてたかというと、勿論家づくりだけじゃない。
拠点の周りを調べ、草を・・・・実際どういった効能があるか分からないから、危険を承知で食べたり塗ったりしてみた。
そして・・・・いくつかは毒草だったようで、暫く寝込んだりもした。
このおかげで、毒と、毒消しを作る事が出来た。
草を煎じてみたり、根を煎じてみたり、単に葉をすりつぶしたり。
傷薬は葉をすりつぶして塗れば効果あったし、毒消しは根を煎じて、それを飲めば効果あり。
熱さましは草を煎じて飲めば効果があった。
ただ、どれも使用期間が短かったので、これを乾燥して、使う時に水で戻して使う事で長期間保存がきくようになった。
仕留めた獲物も保存するのに、燻製にしたり、干したりした、
木の実は、他にも採れたので、多いのは乾燥させて保存する事に。
こうしてさらに1年ほど時間が経った。
この頃には柵にした木もしっかりしてきて、もう外からは家が分からないようになった。
そして、一年以上この国で暮らして分かったのは、寒さは何とかなる、という事だった。
冬は水が凍ったりするけど、仕留めた獲物の毛皮で防寒具を作って、床暖房でしのげたし、夏は・・・・熱い時間帯は出歩かなければ快適に過ごせれた。
ただ、少し心配事もあって。
ごくまれに、何かの気配を感じる事があって。
かなり離れた場所でその気配はするけど、必要以上に近づいてこないみたい。
まあ、向こうから何もしてこなければ、こちらからも、ちょっかを出さないでおこう。
多分、僕より強い。
そして、そのうち僕は岩山の向こう側にも行くようになったんだけど、そんなある日、冒険者?と魔物が戦ってる場面を見つけた。
木の上から分からないように見てたけど、冒険者はどうやら劣勢で、魔物に追い詰められてるようだった。
倒しても倒してもどんどん襲ってくる魔物。
冒険者が1人倒れ、2人倒れ、遂には全員倒れてしまった。
もう少し頑張れば魔物を全部倒せれたんだけどね。
僕は手負いの魔物を倒すべく、木を降りて風下から魔物を弓で撃った。
この頃には弓も改良を加え、さらによく飛ぶようになっていたので、比較的魔物から離れていても仕留めれるようになった。
5匹仕留めた所で、魔物は全滅。
魔物は魔核というのを持っていて、必ずこれが身体にあるようだ。ないのが単に獣らしい。
先ほどの冒険者が仕留めたのからも拝借して、生きてる冒険者がいないか確かめに行った。
6人いたけど、全員男で、死んでいた。
カバンと装備を頂いていく。
そして、何度か往復して装備を全部持ち帰って、様子を見ると他の獣がやってきて、裸で倒れてる冒険者の死体を食べはじめた。
こうして、僕は装備を手に入れた。
そうは言っても僕が装着できる大きさのはなかった。
流石に12歳になろうとしてる僕に、大人の装備が合う訳がなく。
剣もショートソードが精いっぱい。ロングソードは重くて振り回せれない。
暫くは家で保管するしかないかなあ。
まあこれも父が作ってるのを見て覚えたんだけど。
この間に何をしてたかというと、勿論家づくりだけじゃない。
拠点の周りを調べ、草を・・・・実際どういった効能があるか分からないから、危険を承知で食べたり塗ったりしてみた。
そして・・・・いくつかは毒草だったようで、暫く寝込んだりもした。
このおかげで、毒と、毒消しを作る事が出来た。
草を煎じてみたり、根を煎じてみたり、単に葉をすりつぶしたり。
傷薬は葉をすりつぶして塗れば効果あったし、毒消しは根を煎じて、それを飲めば効果あり。
熱さましは草を煎じて飲めば効果があった。
ただ、どれも使用期間が短かったので、これを乾燥して、使う時に水で戻して使う事で長期間保存がきくようになった。
仕留めた獲物も保存するのに、燻製にしたり、干したりした、
木の実は、他にも採れたので、多いのは乾燥させて保存する事に。
こうしてさらに1年ほど時間が経った。
この頃には柵にした木もしっかりしてきて、もう外からは家が分からないようになった。
そして、一年以上この国で暮らして分かったのは、寒さは何とかなる、という事だった。
冬は水が凍ったりするけど、仕留めた獲物の毛皮で防寒具を作って、床暖房でしのげたし、夏は・・・・熱い時間帯は出歩かなければ快適に過ごせれた。
ただ、少し心配事もあって。
ごくまれに、何かの気配を感じる事があって。
かなり離れた場所でその気配はするけど、必要以上に近づいてこないみたい。
まあ、向こうから何もしてこなければ、こちらからも、ちょっかを出さないでおこう。
多分、僕より強い。
そして、そのうち僕は岩山の向こう側にも行くようになったんだけど、そんなある日、冒険者?と魔物が戦ってる場面を見つけた。
木の上から分からないように見てたけど、冒険者はどうやら劣勢で、魔物に追い詰められてるようだった。
倒しても倒してもどんどん襲ってくる魔物。
冒険者が1人倒れ、2人倒れ、遂には全員倒れてしまった。
もう少し頑張れば魔物を全部倒せれたんだけどね。
僕は手負いの魔物を倒すべく、木を降りて風下から魔物を弓で撃った。
この頃には弓も改良を加え、さらによく飛ぶようになっていたので、比較的魔物から離れていても仕留めれるようになった。
5匹仕留めた所で、魔物は全滅。
魔物は魔核というのを持っていて、必ずこれが身体にあるようだ。ないのが単に獣らしい。
先ほどの冒険者が仕留めたのからも拝借して、生きてる冒険者がいないか確かめに行った。
6人いたけど、全員男で、死んでいた。
カバンと装備を頂いていく。
そして、何度か往復して装備を全部持ち帰って、様子を見ると他の獣がやってきて、裸で倒れてる冒険者の死体を食べはじめた。
こうして、僕は装備を手に入れた。
そうは言っても僕が装着できる大きさのはなかった。
流石に12歳になろうとしてる僕に、大人の装備が合う訳がなく。
剣もショートソードが精いっぱい。ロングソードは重くて振り回せれない。
暫くは家で保管するしかないかなあ。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
15254
-
-
59
-
-
93
-
-
755
-
-
238
-
-
969
-
-
140
-
-
1
-
-
52
コメント