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俺の恋愛を妬んで邪魔するアンチどもをぶっ◯すマンが俺って話

カイガ

23話:落とし前と復讐



 ダメ!秀征さん、やめて!!


 藍野さんのそんな叫び声が聞こえた気がした。
 しかし申し訳ないが、彼女の言うことを聞く気はない。俺の意思、気持ちのままに動かせてもらう。

 「し、ね、えええええええええええええ!!!」

 前世の恨みも込めて組員どもを殺していく。組員どもは顔を恐怖に歪めながらも俺を殺しにかかってくる。それだけ藍野さんを慕い、彼女の為だと信じているといえるのだろう。俺を徹底的に悪と決めつけているというわけなのだろう。

 「お前に藍野様は渡さねえええ!!!」
 「藍野様を幸せにする男はお前じゃねええ!!!」
 「よくも松井を!!殺してやる!!!」

 「お前らの言い分は大体理解したよ。だが俺にとっては下らない動機。要は俺が気に入らないから、だろ?
 うるせーんだよ死ねよクソども」

 俺は獣の如く駆け回って一人一人を八つ裂きにして殺していく。
 俺も憎悪を抱いている。前世の恨み、前世と今も変わらない理不尽なアンチどもが出てくる運命。全てが憎い、殺したくてしょうがない。

 「俺は何も悪くないのに、藍野さんとの恋仲を殺してでも裂こうとするお前らこそが悪だ!アンチどもが、全員地獄へ落としてやるっっ!!」

 拳と蹴りに憎悪と殺意を乗せて放つ度に憎い奴らが死んでくれる。そのことが楽しくて快感だ。もっと殺せば俺のこの黒い感情は消えてくれるのかもしれない。

 「ぺぎゃっ」「おげれらっ」「ごぼばぎっ」「あぎゃらっ」「ひぎゃあっ」

 殴って蹴って投げて刺し貫いて裂いて……。
 気がつくと俺の周りは血溜まりと化して、屍の山が出来上がっていた。

 息をしている組員はもういなかった。
 一人一人見てみると恐怖に歪んだ顔、怒りで歪めた顔、力の差に絶望したような顔などなど、色々あった。

 「そ、そん……な…っ」

 いつのまにか藍野さんが出てきていて、俺がつくりあげた死体の山を見て愕然とした様子で膝を着いていた。
 直後、発砲音がしたので、その方向へ向いて手を伸ばす。
 左手には銃弾がめり込んでいた。それをグシャと握り潰して塵にしてやった。
 撃った奴は確認するまでもない、玄達だ。

 そういえば、前世は恋人の親父に撃たれて死んだんだっけ。危うく同じ轍を踏むところだった。そんな最期だけはもう御免だ。

 さらに何度も発砲してくる。今度はひらりと躱しまくって、銃がある方向へ駆ける。
 そして案の定撃った人間だった玄達の喉を掴んで地面に叩きつける。
 かはっと声を上げて玄達はあっという間に瀕死状態となった。

 「さて。この落とし前はきちんとつけさせてもらうぜ、玄達さんよォ」
 
 玄達から銃を取り上げて壊して、武装を解かせる。こいつはもうただの弱ったおっさんだ。

 「秀征さん…!」

 その俺の側に藍野さんが駆け寄ってくる。玄達を庇うように俺の前に立つ。

 「お願い……。お父さんを、殺すのは……っ」
 「藍野さん」

 やや震えながらも俺を止めようとしている藍野さん。俺は首を横に振る。

 「いくら藍野さんの頼みでも君の肉親だろうと、許すわけにはいかねーんだよ。
 そいつが俺に対して何をしようとしたのか、その罪は重い。殺す理由になり得ることだ。
 だから藍野さんの言うことには、従えない」

 地面に倒れている玄達の胸倉を掴み上げる。奴は血を吐いてプルプル震えているものの、俺を殺そうとしている目で睨んでくる。

 「よくも……ワシの部下たちを全員……忌々しい。お前をこの手で殺さないことが、憎い…!」
 「あの時の抗争から助けてやった俺だというのに、何故藍野さんと親しくしてはいけねーんだ?そんなに俺は相応しくないというのか?一応は恩人であるこの俺にここまでの仕打ちを強いるとは、ロクでもない父親が…!」
 「黙、れ…。貴様なんぞが藍野と釣り合う器だと思う、な…!貴様ごときに藍野をやるなど認めるか。
 殺してやる、殺して…やるぞ……っ!」

 血走った目をしながら恨み言を吐く玄達を、俺はどこまでも冷たい目で見下す。

 「釣り合う釣り合わないかは本人同士で決めるものだろうがクソが!お前が勝手に色々決めてんじゃねーぞ?
 許婚の件もそうだ。藍野さんは嫌がっていたのにお前は本人の声をまともに聞かずに話を進めやがって。
 結局はお前自身の方針が優先じゃねーか最低野郎」

怒り任せにまた地面に叩きつける。肋骨が何本も折れる音がした。藍野さんの小さな悲鳴も聞こえるが敢えてスルーする。

 「結局は全部自分勝手じゃねーかよ。自分がそうしたいから許婚を用意して、俺が気に入らないから排除しようとする。自分のエゴで他人の人生掻き乱してんじゃねーぞ老害が。

 死ねよ」

 「待って秀征さん!やめーーー」


 ドグシャ…ブチィ!!

 藍野さんの制止の声を聞かずに俺は無情に拳を振り降ろした。

 渾身の下段突きを玄達の顔面に入れる。頭蓋が割れて中身が出てくるというグロい絵ができた。
 咄嗟に藍野さんにこのグロい光景を見せまいと覆って隠して規制させる。
 藍野さんはお父さんとお父さんと繰り返して呟きながら泣いていた。

 アンチは全員消した。
 前世ではアンチどもに無惨に殺されてしまったが、転生したこの世界ではきっちりやり返すことが出来た。
 これは復讐と言っても良い行いだ。前世の恨みを晴らすことができたのだから。
 最後は恋人のクソ親父をこんな風に潰して殺すことが出来た。
 俺は正しいことをした。やらなければやられていたのだから。仕方ないことで、当然の行いだった。

 これで、俺の恋路を邪魔する輩を完全に消すことが出来た。

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