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俺の恋愛を妬んで邪魔するアンチどもをぶっ◯すマンが俺って話

カイガ

8話:彼氏である俺の前で告白してんじゃねーよ




 俺と柊さんの関係に悪意ある陰口や嫉妬に走ったくだらない行為をする輩はもう出てこないと思っていたが、まだ俺にアンチ行為をする愚物が現れた。
 それはある日の放課後…

 「角瀬さん!初めてお目にした時から貴方のことが異性として気になってました!誰隔てなく優しく対応してくれるその人間性にも魅力的だ。
 まずは友達から、そしてゆくゆくは恋人としてこの僕……下條逸平《しもじょういっぺい》とお付き合い頂きたい!!」

 柊さんに向かって…彼女の彼氏である俺がいる前で、長々しく言葉を並べて大声で告白してきた男が現れた。
 そいつはそこらのモブとは違うかんじの奴だった。
 俺や他の男子生徒とは違う制服を着こなし(何が刺繍が施されてる。いちおう校則違反ではないらしい)、キリッとした眉と目をした小顔、高身長。しまいにはワックスで固めてつくったと思われる束感セットヘアーをしている、文字通り気障な奴だ。

 「え、と…。私は、その…」
 
 気障野郎による告白に対する柊さんは、野郎と俺を交互に見ながら困った表情をしていた。
 交際を始めてからこういった絡みがあったのは、柊さんにとってこれが初めてなのだろう、どう対処したら良いか戸惑うのも無理もない。
 故にここは、中身は高校生の倍の人生を歩んでいる経験豊富な俺に任せてもらう。柊さんを背の後ろに隠して、気障野郎の正面に立ってやる。
 気障野郎はあからさまに目を不快気に細めて俺を見据えた。

 「どいてくれないか?僕は角瀬さんに用があるんだ。僕の大事な話の邪魔をしないでくれるかな?」
 「知るか。俺にとっちゃロクでもない内容の話だろうが。
 何彼氏の前で告白なんかしてんだよ。目腐ってんのか?柊さんは俺の彼女だ。そういうふざけたことしてんじゃねーよ。消えろ」

 少々乱暴な言葉で気障野郎を威嚇する。しかしこの程度では足りなかったか、気障野郎は険を帯びた顔で言い返してきた。

 「知ってるよ、君のこと。何の間違いか、角瀬さんと交際しているとか。大した能もない庶民のくせに。
 しかも男子生徒たちに酷いことをした粗暴な男だとも聞いているよ?」
 
 こいつも顔だステータスだとほざく輩か、鬱陶しい。

 「あいつらが俺を顔や成績、家柄が大したことを理由に柊さんの彼氏に相応しくないだ自分の方が釣り合うだとほざいて醜い嫉妬を向けてくるし、陰湿な陰口を叩くもんだから、少し揉んでやっただけだ。嫉妬をするのは勝手だが、それを動機に悪意あるちょっかいをかけたり陰口叩くのはみっともないと思わねーか?
 まさかお前もそんなクズ野郎だとは、言わねーよな?」

 「なるほど…。君の言いたいことは大体分かった。
 それでも言うが…君のような男は、角瀬さんに相応しくはない!暴力で解決するような野蛮人は、彼女からすぐ離れるべきだ!」

 校門前で、他の生徒らがいる前で声を大にしてそう言う。周りの奴らはこれをチャンスとばかりに、気障野郎の言葉に同調する空気を醸し出している。
 だが俺は、そんな空気をかき消すくらいのプレッシャーを放って言い返す。

 「下らない、しょうもない。あのさ、前からずっと思ってることだけどさ。彼氏に相応しいかどうかを決めるのは俺でもなくお前でもなくその他モブでもない。
 柊さんだろうが。
 お前らにとやかく言われる筋合いはねーだろうがアホどもが」
 「ぐ…!なら、本人に聞こうではないが!角瀬さん!あなたはこんな暴力頼りの男が、あなたの彼氏で良いのですか!?
 こんな男よりも、家柄が良くて成績も良いし将来性もあり、想い人に尽くせるこの僕とが…!」

 気障野郎…下條が柊さんに問いかける。そういえば下條と言えば、TVのCMでよく出てくる「下條グループ」とかいう大手企業のことか。こいつはその社長息子と言ったところか。道理で俺をさっきから見下している目をしているわけだ。目障りだなこいつも…。
 これ以上踏み込まない限りはこちらから手を出すことはしないが…果たしてどうなのか。
 
 「うん。それでも私は秀征君のこと好ましく思っているし、彼氏のままでいて欲しいって思ってる。
 秀征君は誰に対して乱暴ってわけじゃないし。誠実なところもあって素敵な人だから。
 だから、ごめんなさい」
 「な…そん、な!?」

 はい、勝ち申した。やっぱり柊さんは分かっておられる。

 「待て、待ってくれ!考え直した方が良い!こんな能無しで粗暴な男なんかよりも、将来は下條グループのトップに立つ僕のもとへ来る方がーーー 「お前はもうフラれたんだ、潔く消えろボケ」ーーーほがぁ!?」

 しつこく食い下がろうとする気障金持ち野郎に、アッパーを放って上空へ吹き飛ばした。

 「ありがとう。俺を彼氏のままでいて欲しいって言ってくれて」
 「うん。私は秀征君の面白くて変わったところやすごく優しいところが好きだから…」

 こうして俺たちは仲良く下校する。アンチどもは全員俺たちから…俺から離れて消えた。視線も陰口も無い。してはいけないと学習したから。


 しかし今回のアンチはまだ懲りていないようだ。


「おのれ…吾妻秀征。この僕をコケにしたことでどういう報いを受けるか、思い知らせてやる…!」

 
 その日の夜、俺の家に強盗的な集団が襲ってきた。






ネタバレ:下條君、死す

 

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